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ここはウォーターフォール市、アジャイル町【書評レビュー】

 

こんにちは。ふわふわしょうちゃんです。

 

今回は、「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」の書評レビューです。

結論は、ストーリー仕立ての本ですので、初学者や気軽に読みたい方にオススメの本でした。

 

 

レビュー点数

レビュー点数: ★3つ

レビュー点数としては、★3つです。基本的にストーリーがあって、解説があります。

各章とも、その構成は変わりません。 僕は、せっかちなタイプですので、無駄が嫌いです。

なので、「うーん、ストーリーはいらないかなあ。」という印象。

 

でも、気軽に読みたい方にはオススメできますよ。

ただし、話が社内コミュニケーションツールの導入に偏っているので、アジャイルがどうのこうのというよりも、WEB業界未経験の初学者向けの内容だと感じました。

 

僕にとっては、特に目新しいものはなく、以前の組織内でも普通に取り入れられていたことばかりだったので、社内コミュニケーションや、問題の共有などが円滑に行われていない組織に属している方は、良い提案材料になるのかなあ。という印象です。

 

ありがちな社内意識の改革から

発端は社内の団結力が低く、顧客からの問題に追われ、問題の共有ができていない状況から、どの様に改革を進めていくか。ということがメインストーリーになっています。

 

確かに、よくありがちな組織構成だとは思います。

何か一つのツールを導入しようとしても、保守的な感情がそれを阻め、文句しか言わない社員なども、容易に想像がつくと思います。

改革に痛みは必ず生じるものですからね。

 

各コミュニケーションを目的としたツールの導入

アジャイル体制に向かうため、以下のツール群の導入をします。

  • Backlog – タスク/チケット管理ツール
  • ホワイトボード – MTGでの議題の共有アナログツール
  • Slack – チャットツール

など、各ツールを使い、いかに「社内の見える化ができるか」ということが目的です。

今の、WEB業界の企業では、ほぼ導入されているんじゃないかなあ?と思っています。

 

ツールの種類は各企業で違いはあるものの、社内のやりとりを円滑に行うために何かしらのツールを導入していると思います。

僕の過去の職場でも、これらのツールは一式導入されていましたし、逆に導入されていなければ、「どうやって課題共有するの?」と感じるレベルです。

 

一番共感できた部分は「サーバント・リーダーシップ」

終盤に出てくるのですが、一部リーダーとしての在り方について、述べている部分がありました。

僕にとって、「サーバント・リーダーシップ」は新しい言葉でした。

 

従来の多くの方がリーダー像をイメージする時は、力強さがあって、トップダウンでグイグイ引っ張っていくタイプというイメージをされる方が多いかもしれませんが、サーバント・リーダーシップは違います。

 

メンバーの意見を尊重し、共感し、勇気づけていくことを定義しているようです。

この辺り、僕の過去の記事でも書きましたが、リーダーシップを発揮するための要素として、ほぼ一致していると感じました。

 

後は、企業側がどんなリーダーシップを求めているかによりますよね。

僕は、これからの時代は、このサーバント・リーダーシップの在り方が、各メンバーのチーム力を強くするために必要なのではないか。と考えています。

 

リーダーがメンバーを引っ張るのではなく、一緒の立場に立って、問題解決していく姿勢が求められている。

もちろん、引っ張るべき所は臨機応変に対応できなければいけません。

僕にとっては、一番共感できる部分でした。

 

まとめ

  • 社内の問題を見える化するためのツール導入の話がメイン
  • 不必要な専門用語が話をわかりづらくしている
  • これだけで、社内問題を全て解決とは難しい

まとめるとこんな感じでした。

 

最後に

この本の題材は「ウォーターフォール開発の中にもアジャイル思想を取り入れることも可能なんですよ。」というのが売りでしたが、実際の開発工程に切り込むこともなかったですし、ウォーターフォール開発にスクラムを介して、どのように顧客を巻き込んで開発を進めていくのかなどの定義はありませんでした。

 

アジャイルは、「何の価値に重きを置くか」の思想ですから、正解がないのは納得できます。

その思想を土台にスクラム開発等が存在し、「どうやってウォーターフォールに落とし込めるの?」と考えていましたが、その話はありませんでした。

そこは期待と違い、率直に残念。

 

また、社内の人間関係はもっと複雑だと考えています。

社内見える化のために各ツールを導入することは必須だとは思います。

 

そこは共感できるのですが、個人間の社内人間関係はもっと複雑ですよ。

ツール導入だけで社内の人間関係まで全て解決できるのかといえば、全然そんなことはないと思います。

 

組織は人の多様性があるからこそ、強くもなります。

合わない人がいるのも当然。なので無理して仲良くしなくても僕は良い。と考えています。

 

小学校でも派閥があるじゃないですか。

それを全て一つのまとまったグループにする方に意識を向けること自体、解決には至らないのではないか。と思います。

 

やはり大事なのは、その手つなぎをするリーダー役だと思いますね。

合わない人の中間役を担うことで、結束力をつけることは可能です。

 

組織に就く以上は、チーム戦ですから、まとめ役は必ず必要です。

ただ、相談できる人がいないと辛い。

 

寄り添って話を聞いてくれる人がリーダーをしてくれていると、安心が生まれます。ストレスも吐ける。

リーダーの良し悪しで、その組織の強さは変わってくるなと感じています。

 

最後が長くなりましたが、「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」の感想でした。

ITツールを導入したことがないような、初学者のために、ツールを導入することで、どんな副次的効果があるのか。ということを把握するためには、オススメの本です。

ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/10/14

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