今回は、CentOS8をVirtualBox内で作成した仮想マシン上にインストールし、初期ログインまでを解説したいと思います。
前提条件
・VirtualBox6をインストール済み
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Virtualboxインストール手順【Windows10】
続きを見る
・VirtualBoxで仮想マシンの作成と設定
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【CentOS8】VirtualBox仮想マシンの作成と設定
続きを見る
前提条件を満たしていない方は、上記の記事を参考にしてみてください。
VirtualBoxのTips
CentOS8のインストールに入る前に、二つだけ、VirtualBoxのTipsをお伝えします。
VirtualBoxのウィンドウ表示時に、デフォルトでは、プリントスクリーン機能が使えない。
プリントスクリーンを使いたい人は、「ファイル」→「入力」→「キーボードの自動キャプチャー」のチェックボックスを外して、「OK」をクリックしてください。
VirtualBox仮想空間のカーソル切替
VirtualBoxウィンドウ内をクリックすると、カーソルが仮想環境に入ります。
切り替えは、キーボード右下の「Ctrl」を押してください。
VirtualBoxが定義しているホストキーとは、デフォルトでは、キーボード右下の「Ctrlキー」のことです。覚えておきましょう。
では、CentOS8のインストール手順を見ていきましょう!
CentOS8インストール手順
作成済みの、仮想マシンの起動を行います。
「CentOS-8.2-2004」が選択された状態で、「起動」をクリックしてください。
以下、起動後、インストール初期画面です。
「Install CentOS Linux8」を選択した状態で、エンターを押します。
セットアップ画面が表示されます。
まず、言語選択です。
日本語を選択して、「続行」を押します。
次は、インストール概要です。※画面切れてます。スミマセン!!
「ソフトウェアの選択」を選択してください。
「最小限のインストール」を選択してください。
サーバー構築をする際には、余計なパッケージが入っていると、脆弱性が見つかったり、リソースを無駄に消費してしまいます。
サーバー構成は、必要最小限にしておくのがベターです。
選択後、「完了」ボタンを押して、元の画面に戻ります。
次は、インストール先の選択です。
基本的にデフォルトでOKです。
赤枠の「ハードディスク」のアイコンにチェックマークがついていることを確認して、「完了」ボタンを押してください。
次は、ネットワークとホスト名です。
赤枠のネットワーク設定をクリックします。
ネットワークをONにしてください。DHCPが有効になっているネットワーク内では、自動でIPが割り当てられるはずです。
サーバーは通常、IPアドレスは固定であるべきです。なぜなら、ドメイン名と紐づけるから。
でも、開発環境なので、後で初期設定時にネットワーク設定の勉強がてら固定にするとして、ここでは、簡単に済ませます。
ホスト名を「CentOS8」にし、「適用」ボタンを押します。※ホスト名は任意です。
次は、時刻と日付の設定です。
メニュー選択後、画像の様に、「アジア」「東京」と選択してください。
また、画面が切れているのですが、オン切替ボタンの右横にNTPサーバーを設定できるボタンがあります。
クリックすると、ポップアップ画面が表示されます。
以下、テキストボックス内に以下を入力後、「+」ボタンを押して、NTPサーバーを追加してください。
- ntp1.jst.mfeed.ad.jp
- ntp2.jst.mfeed.ad.jp
- ntp3.jst.mfeed.ad.jp
NTPサーバーを設定することで、ネットワークを通して、正確な時間を合わせてくれます。
OKボタンで閉じます。その後、日付と時刻の「完了」ボタンを押して閉じてください。
これで、一通りの設定が完了しました。
最後に、「インストールの開始」ボタンをクリックします。
インストールが終わるまで、ある程度時間が掛かるので、Rootパスワードを設定します。
ここは、任意にパスワードを設定してください。簡単なパスワードはNGですよ。
必要であれば、ユーザーの作成をしてもらってかまいません。
インストールが終わると、再起動をします。
再起動をすると、インストール画面になるので、右上のバツをクリックし、VirtualBoxウィンドウを閉じてください。
「仮想マシンの電源オフ」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。
CentOS8のインストールが完了したので、インストーラーを除去します。
VirtualBoxのメインメニューから、「設定」→「ストレージ」を選択し、コントローラーIDEの、CentOSイメージを右クリックします。
「割り当て除去」が表示されるので、クリックして、除去します。
除去後、「OK」ボタンを押してください。
あとは、再度、CentOSを起動するだけです。
色々と起動までに、メッセージが出るかもしれませんが、最終的に以下、ログイン画面になります。
Rootユーザーでログインしてみましょう。
パスワードはインストール時に設定したパスワードです。
無事にログインできました!
実際にLinuxのコマンドを打つことができます。これで、勉強も実践を交えてできますね!!
最後に
始めてCentOSをインストールした方は、たくさん設定する項目があるので、「何をしているのかわからない」ことも多いと思います。
でも、最初から全てを把握する必要はないと、僕は考えています。
何でも一気に把握することは無理なので。
とりあえず、Linux環境に慣れるためにも、ささっと構築して、実際に自分の手で動かして、トライアンドエラーを繰り返しながらでないと、上達しません。
細かい設定内容など、後回しでOKです。
気持ちに余裕がある時に、一つ一つ勉強していくことで、OSインストールもより柔軟性を持って行うことができます。
ではでは、今日はこんな所で。