やってきました、BooxLeaf。KindlePaperwhiteより更に軽い170g。そして、画面サイズは7インチ。他の製品より頭一つ抜き出た感満載ですが、実際一か月程使用してきたどうだったか、お伝えできればと思います。
※(2022/12/18現在)BooxLeaf2が発売中。どうせ買うならこちらの方が進化しています。
BooxLeaf 総評
星4つ:
まず、総評としてBooxLeafの星は4つにさせていただきました。
星がマイナス一つなのは、大きな要因としてレスポンスの遅さが顕著だった所。(特にNoveNoteAir、Nova3Colorと比べて)後、自分的な神機であるKindleOASIS2016と比べてもスペックは別にして、手軽に持ち運びやすさやフィット感なども含め、まだKindleOASIS2016の方が上だろうな、という感想です。(さらにKindleOASISの物理ボタンは本体についている)
と冒頭から結構辛口に書いていますが、満足度としてはかなり高いです(どっちやねん)。かれこれBoox製品もこれで5台目なんですが、現在までBooxの純正カバーはおまけ的存在?だったのが、今回は物理ボタンも搭載していること、カバーの手触り感も含め、クオリティ高いです。(触っていて気持ちいい)
では、約一か月程使用してみた感想を述べていきます。
BooxLeafを約一か月程使ってみた感想
実は、「もうBooxシリーズはBooxNova3Colorで数年は購入しないでよいかなあ。」と思っていました。
ところがどっこい数か月前に赤ちゃんが誕生し、「抱っこをしながらでも本ぐらい読みたい!!」という願望が沸々と出始め、それだとどうしてもBooxNova3Colorは7.8インチとちょい大きめなんですね。で、片手で持つこととなる(両手だ抱っこしつつ、指2~3本で持つことが多い)ので、重いんですYO。
それで、Kindleだけでなく、他のストア(DMMブックスなど)で購入した本が積み上がっとるやんけと思いながら、ふらふらとBooxLeafに出会いました。
でも、値段も値段(税込み35000円程)なので、少し迷いつつ、BooxNova3Colorと引き換えに購入することにしました。
いつもは海外の本家サイトから購入していたのですが、直販のSKTから購入してみることに。購入後、2日後には届きました。(本家サイトは約2週間・・やっぱ国内最高。窓口もあるし)
前置きが長くなりましたが、約一か月使用して「購入してよかった!!」に限ります。なぜ良かったかというと、一つは品質向上(脱プラスチック)で所有欲が満たされ、使いたくなる、本を読みたくなるという安直な動機付け。(でもそれは大事な要素)
それと、「画質の良さ」です。想定していたよりも、現行KindlePaperwhiteに引けを取らない明瞭さで(スペック上は過去からも同じ300ppiだが)読みやすいディスプレイです。このあたりが一番購入してよかったと思える出来事でした。(特にBooxNova3Colorのレビューにも書いているが寒色だけは辛かった・・)
ページめくり機能付きカバー
さて、お次は「ページめくり機能付きカバー」です。結果から言いますと、「やっぱ本体に付けて欲しいわ」というのが本音。でも分離することでカバーを付ける動機付けにはなるんですよね。(Boox的にはそっちの方がよいのか・・KindleOASIS2016のようにバッテリカバーにしてもよかと思うんですがね。)
カバーの表面はこんな感じ
裏はレザーになっています。
そして、カバーに搭載されている物理ボタン
個人的にはカバーデザインもKindleOASISの方が一枚上手かな・・でもいざ手に持ってみると気に入っています。とくに裏面の滑りにくい素材になっているのは◎。
それと、カバーを折りたたむように片手で持つと、磁石のように引っ付いてくれるんです。折りたたんだ後の手に持つ太さもちょうどよく、持ちやすいし、手触りがいいので気持ちいい。
物理ボタンも今のところ「ページめくり」としては、申し分なし。やっぱ物理ボタンが付くとタップはしてられなくなりました。本体は軽いとはいえ、ずっとカバーを付けた状態で本を読んでいます。
※物理ボタンはデフォルト音量調節ボタンです。各アプリの設定でページめくりが可能となります。後日、設定記事を書く予定。
BooxLeaf本体とカバーの取り付けも磁石なので、ノンストレスで装着が可能です。そして意図せず外れたことはありません。良い!
良いことばかり書いてきましたので、最後に気になった点を一点だけ。カバーの周りが少し硬い。なので、カバーの形状が崩れにくいという反面、もう少し柔らかくしてもらえると完璧かな・・と思いました。(後、カバーのデザイン種類とかあればいーなーと)
レスポンス
ここですね。レスポンス。星を下げることになったレスポンスは、正直、もっさりすることが多いです。2021年版KindlePaperwhiteはシステムをKindleストアで購入した電子書籍に絞っているだけあって、スペックが低くても最適化がされており、かなり高速。(でもフリーズが多い現状のシステムはダメな子。)
BooxLeafにはAndroid10が入っているので、やっぱり、今後のアップデートに期待かなあ・・
特に各メインメニューの操作や、アプリ間の移動の時に顕著にレスポンスの悪さが目立ちます。価格的には半導体不足?で現状のスペックから引き上げるのは難しいのかもだけど、システム面でアップデートできれば、ある程度は解決するのではないかと勝手に思っています。
今のスマホとかiPadとかに慣れている人はいきなりE-inkのタブレットを利用すると理解できん遅さじゃないかと思いますね。(多分やけど)
読書体験は申し分なし
さりとて、「じゃあ、読書自体もレスポンス遅いん?」という疑問が出てくるかもしれませんが、ここはご安心くだされ。読書自体は全然気にならずページ遷移が可能です。特に、物理ボタンを使ったページめくりは「パッパッ」と切り替わってくれます。
なので、この読書自体のレスポンスが悪ければ、もう一つ星が下がり、あまりオススメはできない状態でしょうね。しばらく本を読んでいますが、気持ちよく本を読めます。
それとさっきも言いましたが、ディスプレイがかなり高品質で進化しているように思うので、目に優しく、読書自体が楽しい。読書機能に特化されているBooxLeaf、一括で電子書籍ストアを管理したい人にはかなりオススメできます。
Booxの電子書籍リーダーは5台目
少しBooxLeafのレビューとは話が脱線しますが、冒頭にも言いましたが、かれこれBooxの電子書籍リーダーは5台目になります。特に思い入れはないんですが、振り返ってみると、自分は電子書籍リーダーが好きなんでしょうね。(結果的に。)ちょっと振り返ってみます。
1台目: BooxNova2
始めてBooxを知り、購入した電子書籍リーダーです。不要だと思っていたメモ機能が素晴らしく、でも、まだこの時はレスポンスの悪さが少し気になった記憶があります。
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2台目: BooxNoteAir
初見でデザインが凄く気に入り、当時「PDFでも気持ちよく読みたい!」という広いディスプレイが正義説が自分の中にあり、高値でしたが、思い切って購入しました。レスポンスも早く、かなり便利でしたが、Airとは言え、手軽さが損なわれ、絵を書くわけでもないしなー。ということで別に大画面でなくてもいっか。となりました。
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BooxNoteAir速攻レビュー
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3台目: BooxPoke2Color
正にE-inkが夢のカラー!!ということで、ずっと気になっていたのですが、ずっとSoldOut。生産数も少ない限定モデルだったので、購買意欲が異常に揺さぶられました。6インチだったのでカラーコミックを読むのにはちと画面が小さく、でも、デザインやお手軽さは一級品でした。そないレスポンスも悪くありません。良い製品でした。
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BooxPoke2Colorファーストレビュー
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4台目: BooxNova3Color
本丸だったBooxNova3Color。スペックも向上し、レスポンスは申し分なし。WEBサイトだって目に優しくお手の物。メモ機能もバッチリ。カラーコミック?最高の読書体験とはこのことですよ。といいことずくめでしたが、いかんせん、肝心要の読書の文字コンストラクト、明瞭度が少しぼやける難がありました。あと、暖色がついていないのは、残念。
育児の環境が新たに加わり、サイズも7.8インチと若干大き目に感じられてくる自己のわがままさでBooxLeafと交換することを余儀なくされました。
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5台目: BooxLeaf
現在ここ。一体どこへ向かっていくのか。ただの欲まみれとはこのことです。そして、自分の行動を正当化したいというわがままさが相まって、BooxLeafを購入。でも、Booxは確実に進化しています。そして商品サイクルがリンゴに負けずに早い。「欠点はどこですか?」と聞かれると、「アプリ間のレスポンスの悪さじゃよ」と答えます。これを許容できれば、申し分のない製品。BooxLeaf2とかが2023年ぐらいにはリリースされると思いますが、これはパーフェクト電子書籍リーダーになることを期待しています。そして、欲まみれの自分はまた、自分を正当化しつつ、買い替えるのだと思います。
最後に
少し最後は話が脱線しましたが、BooxLeafは総じて良い商品だと思います。でもやっぱりKindleで買った本はKindleで読むのが最適化されていてオススメだし、色んな電子書籍ストアで本を所有している人向けですかね。
日本の直販のSKT株式会社も親切丁寧な対応です。(購入後に商品はいかがだったでしょうか?不具合はありませんでしたか?という温かいメールが届きました。)
次は、各電子書籍ストアのアプリでのBooxLeafの最適設定などを書ければな、と考えています。