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ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 桑原 晃弥

※本サイトはPR表記を含みます。

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」を読みました。

てっきり、著者はウォーレン・バフェットかと思い込みの激しさから本書を手にしましたが、実は様々な著名人を研究などをされている方の本でした汗。(どんだけ焦っとんねん)

ウォーレン・バフェットが投資に対する姿勢だったり、人生の考え方だったり、著者の解釈を含んだ内容だと思います。
どちらかというと、ウォーレン・バフェットの自伝「スノーボール」という本の中の抜粋が多いので、そちらの方を読みたくなりました。

本書をパラパラとめくって気になるキーワードがあれば、購入する、というような感じがいいかもしれませんね。
バフェットじゃないけど、フランクリンの13徳の取り組みも美しい言葉ばかりで刺さりましたね。興味があれば、ベンジャミン・フランクリンの自伝もいいかもしれません。(いずれ読もう..)

78: 周りの声に惑わされず、自分の頭で考える

(ベンジャミン・グレアム)
事業で成功するためには、その分野のことを知り尽くしたプロであることが必要で、かつ、誰よりも経営者自身が自分で考え懸命に努力することが必要ですが、そんな努力により成功した経営者がなぜか株式投資となると他人を頼り、他人のアドバイスにうかうかと乗ってよく知らない株に投資するなど、「自分で考える」ことを放棄するというのがグレアムの指摘です。

121: 大切なのは判断する回数ではなく、その質である。

バフェットは頭脳と肉体は「一生で最後に手に入れる自動車」と同じだけに、とても大切にしなければいけないとして、こう話しています。
「頭脳も肉体もひとつしかない。それを一生使わなければならない。ただ長いあいだ乗りまわすなら楽なものだ。しかし、頭脳も体も大切にしないと40年後に自動車とおなじようにボロボロになる。それがいまから、きょうから、やらなければならないことだ。10年、20年、30年後の頭脳と肉体の働きぐあいが、それで決まる」

142: 失敗を前向きなものにするためには

バフェットは投資においてこうした判断ミスをゼロにするのは不可能だとも考えており、こう話しています。「人間が失敗するのは当たり前だと思っているので、いつまでもクヨクヨ悩むことはしません。そんなことをしても何の意味もありませんからね。明日という日があるんです。前向きに生きて、次のことを始めたほうがいいんです。

152: たとえ遊びでも、自分の規律は破らない

フランクリンが実践したことで知られているのが、「フランクリンの13徳」です。いかなる時にも過ちを犯さずに生活するために、生まれながらの性癖や習慣を克服したいと考えたフランクリンは、すべての徳を13徳(節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙譲)にまとめ、一定の期間どれか一つに集中し、その徳を修得できたら次の徳に移り、そうして13の徳をすべて身につけようと努力したことで知られています。

155: 失敗を前向きなものにするためには

ビジネスにおける不正も最初は小さなことから始まるように、たとえ小さなことでも、規律と一度でも破れば、二度、三度、と破るようになり、やがては大きなことでも規律を破るようになるものです。バフェットは、習慣の威力と怖さをよく知っていました。

171: 習慣や原則と同じだけ「道理」と「誠実さ」を重んじる

才能があり、行動力があれば絶対に成功は約束されているのかというと、バフェットはもっと大切なものがあると考えていました。
「知性、エネルギー、そして誠実さ。最後がかけていると、前の二つはまったく意味のないものになる」
成功のためには良き習慣を身につけること、原則に忠実であることに加え、道理を守ること、人として誠実であることがとても大切だと、バフェットは説いています。

194: 「幸福な1%」として生まれた人の義務

バフェットは自分の成功はこうした運によるものだと話しています。教育熱心な両親に恵まれ、尊敬すべき人たちと出会い、自分が大好きな仕事をすることができた結果が世界有数の資産を築かせることになった――。それを自覚しているからこそ、自分たちのような人間は、そうでない人たちのことを考え、その人たちのために何かをすることが必要だと考えています。

195: 「幸福な1%」として生まれた人の義務

バフェットもゲイツもお金を稼ぐ天才ですが、一方で「お金の正しい使い方」を常に考えています。お金の使い方は、稼ぐこと以上に真剣に考えるべきテーマなのです。

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