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40代転職の実情と感じたことを述べます【後編】

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こんにちは。ふわふわしょうちゃんです。

 

前回に引き続き、僕が40代で約1年にわたり、転職活動を続け、その実情と感じたことを述べていきたいと思います。

前回の記事はコチラです。

40代転職の実情と感じたことを述べます【前編】

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それでは続きです。

 

WEB上にある転職情報はアテにならない

中年のオッサンで転職活動をしつつ、よく感じていたことは、「WEB上にある、転職情報はほぼ、アテにならない」ということです。

なぜなら、前回の記事にも書きましたが、転職を成功させるのも、人それぞれのストーリーがあるので、一概にこうすれば内定を勝ち取れる!という絶対的な法則はないからです。

 

なので、実際に経験した者が情報発信するべきだし、その人それぞれの転職活動において、「自分はこうして内定をいただいた」というケースバイケースで自分に近いだろうケースを参考にしていくのが良いだろうと感じています。

僕が感じた40代での転職で、間違ってもやってはいけない面接対応などを以下に示したいと思います。

 

面接は無理に笑顔でなくてよい

まず、面接は「常に笑顔で」ということを言われていますが、これを40歳以上が実践すると、「ヘラヘラしている」という印象しか与えません。

 

僕自身、改善を試みながら転職活動を行っていたので、ある企業にかなりイラついた空気を出されたことがあります。(流石に僕も不愉快でしたが。)

新卒や20代では常に笑顔でも「可愛らしいもんだ」という印象を与えることができるかもしれませんが、中年を迎えた人は面接を「仕事の一つとして、しっかり取り組んでいる姿勢」を見せることができるかが重要です。

まあ、当たり前といえば、当たり前ですが。

 

その上で、「朗らかに焦らず誠実に対応する」。これが肝だと思います。

中年のオッサンが無駄に終始笑顔でいる必要はありません。転職活動に行き詰っている人は参考にしてみてください。

 

WEB面談の普及。でも、無駄な元気さは不要。

そして、現在はコロナ禍です。その流れで「WEB面談」が一気に普及しました。

これは、面接場所に行かなくて済む分、良い側面もあるのですが、「求職者・企業の素性がわかりにくい」という悪い側面もあります。

 

求職者側からすると、アピールしにくい形になりますので、中々相手に自分が伝わらず、見送りになるケースも多いと思います。

YouTubeで転職のイロハを発信している動画がありますが「WEB面談では通常の3倍ぐらい元気な方がいい」と言い切っている人がいましたが、全くそんなことはありません。

 

ぶっちゃけ、オッサンが元気過ぎるとキモイです。「なんだコイツ、大丈夫か?」で見送りです。

さっきも言いましたが、「朗らかに焦らず誠実に対応する」それだけで良いです。当たり前のことを当たり前にできるかどうかが勝負です。

 

後は、会社に合いそうかどうか、面接官が一緒に働くことをイメージできるかどうかは、こちら側がコントロールできることではないです。

合わない所は、どんな方法でアピールしたとしても合わないのです。割り切りましょう。

 

基本的にスカウトしか受けないスタンスが楽 → ただし、妥協して面接を受けるのは×

転職活動においても、自らアクションを行っていくことは、もちろん大事ですが、40歳を越えると、ある程度キャリアがある状態が想定できます。

「ビズリーチ」などのスカウトサービスに登録することで、事前にレジュメを企業に見てもらい、「キャリアが合いそうだ」という意味でスカウトを受けることができます。

なので、スカウトを受けることができれば、面接までかなり楽にもっていくことができます。

 

どこに縁が転がっているかわからないので、利用していない求職者の方は必ず登録しておいた方がよいと思います。

ビズリーチ

https://www.bizreach.jp/

 

ただ、ここで気を付けておきたいことは、一日でも早く内定がほしい気持ちから、「妥協して面接を受けること」だと感じています。

僕は今回の転職で、職種はブレずにIT関連であることは変わりありませんでしたが、「IT」といっても様々な業種に分かれます。

 

その中で、SESと受託開発は興味がなかったのですが、企業の中には、自分を凄く気に入ってくれる所があり、やりとりしている内に良い所そうだなと、妥協して面接を受けたことがありました。

ですが、面接時はやり取りしていた人事の方ではなく、役員の方が出てきて、応募動機などを確認された時に、途中で話のつじつまが合わなくなったことがあります。

結果は予想通り、見送りです。こうしたケースでは、双方にとって時間の無駄になりがちです。

 

本当に納得のいく企業に絞り、その中で面接対策なり、考えをしっかりまとめることに時間を割く方が、良い結果が生まれると感じました。

 

ちなみに、なぜSESと受託開発に興味がないかはコチラの記事を参考にしてください。

未経験・駆け出しエンジニアが転職する際、避けたいIT業界【逃げろ】

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転職活動の中で、こうした失敗を経験することで、「何を妥協してはいけないのか」も明確になっていきました。

もし、あなたが転職において「こんな業種は避けたい」と考えることがあるのであれば、それはいかなることがあろうとも、妥協しないでおきましょう。

後で後悔することになる可能性が高いです。

 

企業に期待すればする程、自分が損した気分になる

この項目も、転職活動において非常に重要なことですが、例えば、企業に気に入られてスカウトをいただいていたとしても、内定が決まったわけではありません。

40歳を越えれば、少しの受け答え、コミュニケーションがうまく取れないと即見送りです。

 

今回の転職で僕は、「企業の手のひら返し」を幾度も見てきました

そして、その度に自分が損した気分になる。

 

それはなぜかを考えた際、僕は、「内定を企業に期待していた」ことに気づきました。

(そりゃ、転職先を決めたいんだから、フツー期待するわな。でも、見返りを期待すると上手くいかない場合、気分が落ち込むという意味。)

 

僕が勝手に企業に期待していたことなので、いざ見送りになると、損した気分になるのです。

そうなると、次へのアクションを起こしにくい。無駄なネガティブ思考が巡って、「自分はダメな奴だ」とか「社会に必要とされていない」という考えにリソースを使ってしまうのです。

 

40歳を超えると見送りはデフォルトだと考えましょう。

企業も優秀な人材を獲得するために、色々なアピールをしてくるものです。

 

スカウトメールを受けたとしても、それに一喜一憂されないようにすることが転職活動を円滑に進めていくために重要だと感じています。

 

僕は、そのことに気づいてから、相手の手のひら返しは普通。そして、何も期待しない。

もし、採用をいただけるのであれば、それ以上の見返りがある。ぐらいの気持ちで転職活動を進めることができるようになり、それからはかなり楽にアクション(行動)を起こせるようになりました。

 

見送りは通常。気にしない。

先程すでに述べましたが、重要なので繰り返します。

40歳を超えると見送りはデフォルトになります。

 

上手くいかなくて普通。そう考えることができれば、転職活動だけでなく、人生においても苦しい時に楽になります。

また、そうは考えようとはしても、面接で見送りになると、精神的ダメージを喰う人は多いと思います。

 

何を隠そう、僕もそうです。今回の様に1年間近く、転職活動を続けたことも始めてでしたから。

今まで経験がなかった分、余計にダメージがあったのは事実です。

 

でも、理解すべきなのは、「自分が無価値だから見送りになった」という訳ではない、ということに気づくべきです。

「あなたという人」がダメで採用を見送りになったのではありません。

単に「その応募先企業に合わなかった。ご縁がなかっただけ」です。それ以上もそれ以下もありません。

 

なので、自分をダメだと決めつけて、自分の価値を落とすことはやめておきましょう。

負の連鎖を自分で作り出してしまうと、ますます転職活動を上手く行えなくなります。

 

そうなると動きが鈍くなり、本来、いくべきだった企業を自分で逃してしまう可能性が出てきます。

そうならないためにも、自分が否定されたのではないことを知ることが重要です。

 

僕も、沢山の企業を見送りになりました。でも、ウソかホントかは置いておいて、

「企業として、本来見送りの事情をお話することはないのですが、人柄や、スキルのマッチなど大変に魅力を感じ、メールを書きながら心苦しいのですが、業務体系が合わなかっただけです。」

とある企業様からいただいたメッセージから、見送りは自分を否定されているだけではない、と心から気づけた瞬間でした。

 

単に、条件が合わないだけで見送りになるケースも多々あるのです。

 

40歳を超えると、家族がある人も多く、年収もある程度出さなければいけない、企業の色に染めにくくなるなど、企業が扱いにくくなることは事実です。

更に今は「コロナ禍」という大災難の時代です。もし、あなたが転職活動中であれば、「見送りはデフォルト」だと割り切りましょう。

 

結果論として、会社との縁の要素は強い

転職を終えた今、感じることは「企業ともご縁がある」ということです。

この辺りは、賛否両論あるかと思います。

 

今回、ご縁のあった企業様との間にも、僕にとって色々なことが重なり、トントン拍子に入社までいきました。

今までの上手くいかない日々はなんだったのか。というぐらいにトントンです。

 

そして、目に見えない縁があることを信じたいのは、採用を見送りになっても、「挫けないことにつなげること」も含めています。

縁は自分でつなげていく必要があります。その中で、動きが止まってしまうと、繋げられるはずの縁もつながらなくなってしまいます。それはあなたにとって、よくないことです。

 

もし、転職活動が上手くいかず、悩んでいるのであれば、それはまだ「縁のある会社と出会っていないだけ」です。転職活動に「楽観的思考」は非常に重要だと感じています。

 

なにせ、転職活動で一番陥りやすく、一番陥ってはいけないことは、上手く内定をいただけないことで生じる「ネガティブ思考」です。

自分で自分の価値を下げるほど、間違った方向はありません。

 

最後に

40代の転職活動を始めて経験しましたが、本当に苦難の道のりでした。できれば二度と味わいたくないというのが本音です。

ですが、様々な人間社会がある中で、やむを得ず転職活動を余儀なくされる方もいるでしょう。

 

もう現在の会社にいることに何の意義も見い出せず、ただただ時間の無駄だと感じていたとしても、

会社にいる限りは会社側は生活の糧となる給料を払ってくれるので、業務をこなしつつ、転職活動を行うことが吉だと言えます。

(限られた時間過ぎるのは重々承知ですが。)

 

冒頭に書いた通り、転職活動の苦痛をこうした形で発信できるのも、僕が失敗したこと、感じたことを誰かのヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。

仕事選びは人生において、非常に重要な立ち位置にあるので、決して焦らず、自分を見つめながら活動を続けてもらいたいと思います。

 

また、何か書きそびれたことがあれば、随時記事にしていきたいと思います。

では、今回はこの辺で。

 

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