きたる2023年。今年ももうすぐおしまいですね。みなさま、お疲れ様です。
読書を習慣にしてきた一年でもありましたが、読んだ本を振り返ってリストにしてみました。
Kindleアプリの「その他」→「読書の詳細情報」って便利ですね。なぜなら、その年に既読した本の一覧が確認できるので。Kindleだけで約60冊。まま、多いかどうかはどうでもいい話で、純粋に読書の習慣を身につかせることができて良かったと思います。でもねえ。。やっぱり忘れた本も多いなあ。。
以下、2022年に読んだ本リストです。
FACT FULNESS
ビル・ゲイツがおすすめの本の一つで、めちゃくちゃ売れた本。で、人は思い込みで世の中は結構悲惨だと思ってるのかもだけど、実は貧困数も減っているし、ワクチン接種率も上がっているし、差別も減っているし、統計と照らし合わせて、世の中は進んでいるんだよ。これからも進んでいくはずだよ。というポジティブな側面に気づかせてくれる本。
歴史思考
歴史はとても複雑。人生上手くいっていないように感じていても、近視眼的に評価はできない。
それは歴史を見ても明らかです。というのが大きな印象だった。
4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
マミシュ(母の呼び名)。強制収容所に送られたのは当時4歳の幼児だった。壮絶な死との隣り合わせの中、奇跡的に生き延び、そして、生き別れになった母親との再会も果たすという、すごすぎるストーリー。これからの未来にそんな悲劇を繰り返すことなんて考えたくもないけど、平和であることは当たり前じゃないと思わせてくれる。
DIE WITH ZERO
財産は生きている間に譲渡しよう。そして、人生の生き方の提案をしてくれます。
死ぬときはゼロで。無駄に働きすぎると後悔するぜってなもんです。
SHOE DOG
ナイキ創設者、フィル・ナイトのサクセスストーリー。最初はオニツカタイガーの卸をやって、アメリカで販売する。
そんな、下積み時代があったんですね。オニツカのタテ社会は嫌いになったな。いかにも昭和な感じで。最初はスニーカーの展示会でもクオリティは低く、ボロボロ。でも、それが一生懸命でカッコよかった。
昭和史
昭和の歴史を満州事変あたりから、詳細に教えていただけます。日本の陸軍の横暴さというか、なんというか・・
同時に戦争を煽るメディアのプロパカンダも恐ろしく感じた。戦争フェーズに入るにつれ、言論の自由が奪われ、戦局が不利になっているにも関わらず、国民に正しい情報を流さなかった。沖縄での戦いに女性が竹やりをもって立ち向かう姿には涙が出た。結局、当時に政府関係者の意地で戦争を終結することができず、原爆投下まで起きる。そろそろ書いているのもキツイ。当時の陸軍のオラオラが全ての始まりだったように思います。
NATURE FIX
自然の中に身を投じていると、脳に良い刺激が与えられる。自然と共に生きる、ライフスタイルの提案が詰まっています。
この本を読んで、もっと自然の多い場所に引っ越そうかとも思ったけど(妻氏の職場も近くなるし)でも、よく考えたら大きい虫が家族全員あかんかったからやめた(苦笑)
苦しかったときの話をしようか
USJを生き返らせた方のストーリー。最初は化粧品会社での奮闘から始まりました。一人海外へ赴任され、チームの責任者として任されるのですが、案の定、言葉の壁もあり、周りから陰険ないじめ的な扱いを受けます。でも、決して負けない。立ち上がる。あまりにも過酷すぎて血尿が出たシーンはずっと心に残っています。
「なんでこんなに頑張れるんだろう…?」使命感があったのか、自分にはよく理解できない(そこまで体を蝕むなら辞める選択をする)ので。
うまいことやる習慣
80歳を過ぎたおばあちゃんのお話。80歳を過ぎても現役で精神科医の職務をされていることに脱帽。
でも、生涯現役じゃーとかそういうのじゃなくて、必要ならやる、別に別に。なんですね。淡々と生きることへの素晴らしさを教えてもらえます。
おばあちゃんが子育ては大変だけど、子どもを持つのはいいことだって、親の役目を経験できるならしといたほうがいいって言ってた。(今経験させてもらってます汗)
HUNTER×HUNTER
今更読みました。ほぼ全巻。連載が再開されたと思いきや、再度休載というか、体調の様子を見ながらという感じらしいですね。なにより健康が大事なので。
とかく、戦闘シーンにしろ、ストーリーにしろ、幽遊白書で時が止まっていたのですが、ほんと、面白い。コムギと王の話だけで三杯はめし食えます。
人間失格
漫画版読みました。でもね、後味も悪いし、見てて結構胸糞悪いかも笑。でも、「毒」がたくさんあって、記憶に残りまする。有名な本なだけはあるなと思いました。
こういう人生を歩む人っているのかなー。自己を確立していくことの大切さを感じます。こういう風になったらあかんで。太宰治さん自体の人生も少しびっくり。
ミライの授業
ケンタッキーフライドチキンの話、ココ・シャネルの話、色んな有名な人の話をわかりやすく語っていただけます。
特に青春時代を生きる若い人へのメッセージが強く印象に残りました。
勝間式生き方の知見
勝間和代さんは50代になった今が一番幸せなのだそうです。子どもも大きくなって、一人でやりたいことをやれる幸せさ。いいなー。でも、いつかはやってくるその時間。
今を大切に子供と一緒に大きくならなければ。そして、お金を得ることは誰も得られるわけでもなく運も大きい。そう思います。
ただし、学んで自分にやれることをやっていれば、お金持ちではなくても、「お金に困る」ということはないと思いますがね。豊かな時代に「十分」を知ることは大切です。
チャンス
起業をし、そして、成功していくまでのサクセスストーリー。お金持ちになりたい主人公が、すでに成功者となっている人と偶然出会い、そして、成功の秘訣を教えてもらいながら、それを実行に移していく。そして、山あり谷ありで最後は成功者として成り上がる。すごく現実的な話で、本当に起業を考えている方は参考になるかも。しかし、これフィクションなんですね。
最後あたりのストーリーで「えっ、劇的すぎない??」という出来事があり、それでようやく気づきました。
特殊清掃
面白い。何が面白いって、文章が上手い。元々ブログを書かれていたものを、寄せ集めで構成されています。人の死と向き合う仕事、しかも腐敗臭漂う中での清掃。できる人は限られているのが現実でしょうね。。その反面、人それぞれの人生に出逢うことができる、とてもやりがいの強い仕事なんだろうな、と思います。人としての気づきや成長がたくさんちりばめられてます。実体験されている特掃隊長の「ありのままの自分を書けること」は魅力的だと思いました。
論語と孔子
漫画版です。孔子は15歳から学に目覚め、その生涯を閉じるまで、信念を貫かれます。最後に人生において一番大切なことを一言で言い表すならなんですか?という問いに「思いやり」と答えられます。
そうです、自分がされて嫌なことは人にはしない、そして、常に相手を思いやる気持ちを持つ。それが人生において一番大切なことなのだとおっしゃられます。
孔子の人生はサクセスストーリーどころか、生きている間は苦難の連続だったからこそ、こうして何千年も経過した現代も読み継がれているのかもしれませんね。
最後に
2022年ももうすぐ終わりです。子育て真っ只中の中、おんぶ寝かしつけしながら電子書籍リーダーのダークモードを利用しながら読みふけったり、通勤の電車の中で読んだり、上の子の寝かしつけが終わってから暗い部屋の中読んだり・・その割には振り返ると結構な本を読めたかな、と少し自分をほめてあげたくなりました。他にも読んだ本がたくさんあるのですが、わすれちゃったwテヘ
ふと気づいたことは、ノウハウ的な書物は記憶に残りにくいのかな。と思います。何かストーリーがあるものの方が、頭に残りやすい。それはパズルの断片的(ちっぷすになればなるほど忘れやすいのかも。
でも、どこかで実体験をすることや、ふとその断片がつながっていくことも事実。なので、「読書に無駄はないな」と感じています。
とかく、読書スキルはもちろんこれからずっとですが、来年も延ばしていきたいし、読書を通して自分の人生がとう変わっていくのかを身をもって体験したいのが今の目標というか希望かな。(いや、平和なら別に変らんでも何でもえーねんけども)_