BOOK LIFE

1億円貯める方法お金持ち1371人に聞きました: トマス・J・スタンリー

※本サイトはPR表記を含みます。

1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」読みました。本のジャケットと触り心地がよく、物理本を購入しました。ミリオネアが一代で資産を築くために「何が大切なのか」というアンケート調査をし、それを色々な視点で紹介してくれる本。

興味深いのは、億万長者となった方々は、その過程において一番重要であると考えることは「正直・誠実である」ということです。まま、でもですね、それだけで億万長者になれるのなら、もっと沢山いてもいいはずですよね。

考え方としては、生き方の根本としての土台で誠実であることは不可欠な要素なのだ。ということだと思います。もちろん、この本もそれだけでミリオネアになれるとは書いていません。アンケート調査の結果として出ているとのことです。

億万長者の職業のカテゴリであったり、労働者であることが逆にリスクと考えていることであったり、参考になる箇所は多々ありました。「なぜ、皆、自営業をしないのか?」という自営を勧める箇所がところどころ見られるのですが、逆に一緒に働いてくれる労働者もいなければ自営は成り立たないと思うのですが、どうなんでしょうね。(一人でやる自営ももちろんあるけど)

ただ、皆お金はたくさんあればあるほど良いに越したことはないよね、というのは事実。それとは別に人にはそれぞれ役割というものがあるのかな。と自分は考えます。
企業が成り立っているのは起業する人もいれば、その役割を担ってくれる人材も必要。当たり前ですが、一人でやれることなんて限られています。

とかく、結構なページ数(400ページ程)で、ミリオネアのストーリーもたくさん書かれているのですが、サクセスストーリーは人それぞれだし、同じ様にして同じように富の成功があるのかと言えば、それは別の話。
あくまで、「へー」ぐらいの気持ちがいいのかも。あまり興味がない箇所は飛ばし読みしても大丈夫だと思います。

面白いのは、お金持ちが住む家とか、離婚率が超低いとか、どんな生活をしているのかといったところまで突っ込んで覗いている所です。お金持ちは皆、倹約家なんですね。
消費もしなければ、経済は回りませんが、お金の使い方が合理的で、学ぶべき姿勢がそこにあると思います。

この本の中で一番の肝だと感じた箇所。

■ 億万長者の八か条

  1. 経済的成功の鍵のとなる数々の要素のなかで、アメリカ経済が現在も、そして未来も最も高く評価するのは何であるかを知る。それは、人一倍の努力、誠実であること、そして仕事への情熱である。
  2.  学業成績が凡庸だったからといって、成功への意欲を失ってはならない。
  3. 多少の経済的リスクは背負う勇気を持ち、たとえ失敗しても、それを克服する方法を学ぶ
  4. 単にユニークで高収益だからというだけでなく、心から愛着をおぼえる職業を選ぶ。
  5. 生涯に伴侶の選択は慎重にする。金持ちになった人たちは、成功の助けとなるような特質を備えた相手と結婚している。
  6. 家計支出をコントロールする。億万長者の多くは、買い替えよりも修理や再仕上げを選ぶ傾向が強い。
  7. 家を選ぶときは十分に調査・研究し、積極的に値引き交渉をする。
  8. バランスのとれたライフスタイルを心がける。多くの億万長者のライフスタイルが「安上がり」なのは、主に家族や友人との交流を楽しみ、それにはあまり費用はかからないからである。

-BOOK, LIFE
-,