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運気を磨く 田坂広志

※本サイトはPR表記を含みます。

運気を磨く」読みました。本書は職場の先輩であり、先生であり、仲間である方から教えてもらいました。(最高な励ましになりました!いつもありがとうございますm(_ _)m)

本書を読んでいる最中、たくさんの気づきがあり、読み終わりの最後に本のタイトルにある「運気を磨く」という意味にも触れられていて、「なるほど、そういうことか!」とウキウキな気分になりました。

本書は序盤、ネガティブな想念、ポジティブな想念のことについての話から、心にポジティブな想念を満たすための習慣や、技法が示されています。
が、最後に実は究極は、ネガティブやポジティブといった想念はなく、「人生で起こることは、すべて良きこと」という真実(絶対肯定の思想)について語られてます。

自身のことを見つめてみると、まだまだその境地にはたどり着いていないと感じるし、「すべて良きこと」それ自体を心で理解するとき、何が起きても平安と感謝が常にそこにあり、満たされている状態なのだろうな、と思います。

終わりに「心を磨き続ける」ことも触れられてますが、心を磨くということを常に意識しながら、習慣の中で答えを探しつつ、これからも子どもたちと一緒に感謝の日々を過ごしていきたいな、と思いました。

ところで著者の本はほかに90冊ほどあるようで(すげー)、他書も読んで学び続けていこう(すでにもう一冊別の買った)と思います。

89: なぜ、「引き寄せの法則」というものが存在するのか

「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」とは、次の三つを柱とする仮説である。
第一 この宇宙すべての場所には、「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれるエネルギー場が偏在している。
第二 そして、この「ゼロ・ポイント・フィールド」には、我々の生きるこの宇宙の過去、現在、未来のすべての情報が記録されている。
第三 従って、我々の心が、この「ゼロ・ポイント・フィールド」に何らかの形で繋がったとき、我々は、過去、現在の出来事はもとより、未来に起こる出来事をも、予感、予見することができる。

97: なぜ、天才はアイデアが「降りてくる」と感じるのか

我々が発揮する直観力や想像力、発想力や創造力といったものは、実は我々の「脳」が生み出すものではなく、「ゼロ・ポイント・フィールド」から与えられるものであるとも言える。

108: なぜ、従来の「無意識を変える方法」が効果を発揮しないのか

なぜ、これまで語られてきた「無意識を変える方法」では、無意識の世界を変えることができないのか。その世界を、ポジティブな想念で満たすことができないのか。
第一の理由は、我々の無意識の世界には、日々、多くのネガティブな想念が刷り込まれ続けているからである。
第二の理由は、我々の無意識の世界には、すでに、かなりのネガティブな想念が染み込んでしまっているからである。
そして、第三の理由は、我々の無意識の世界が、表面意識の世界と反対の想念が生まれる「双極的な性質」を持っているため、ポジティブな想念を抱こうとすると、逆に、心の奥深くにネガティブな想念が生まれてしまうからである。

127: 心の中を「ポジティブな想念」で満たす「三つな技法」

「無意識を変える方法」として最も大切なのは、「ポジティブな想念」を抱く方法ではなく、「ネガティブな想念」を消す方法なのである。

134: 「無意識のネガティブな想念」を浄化していく技法

第一の技法は、無意識の世界に存在する様々なネガティブな想念を「浄化」していく技法である。略 日々の習慣を改め、次の「三つの習慣」を身につける技法である。
・第一の習慣 自然の偉大な浄化力に委ねる
・第二の習慣 言葉の密かな浄化力を活かす
・第三の習慣 和解の想念の浄化力を用いる

138: 自然には無意識の世界を浄化する偉大な力がある

もし、我々が、本当に自然の浄化力に身を委ね、無意識の世界を浄化したいと思うならば、それが空や海、山や森、朝日や夕日、月や星など、何でも良い、独り、静かに、その自然に正対し、身を委ねることである。

144: 他人を非難し否定する言葉は、自分に戻ってくる

「人を呪わば、穴二つ」
これは、「人を呪い殺そうとすれば、相手と自分の墓穴、二つが必要になる」という意味の諺であるが、「殺す」という極端な例でなくても、誰かを強く恨み、恨みの言葉を心に刻むとき、その相手にも悪しきことが起こるが、同じ悪しきことが、自分にも返ってくることを戒めた言葉である。

152: 「三つの感」の言葉を使うと「良い運気」を引き寄せる

次に「三つの感」の言葉が大切である。
第一 「感嘆」の言葉
第二 「感謝」の言葉
第三 「感動」の言葉
第一の「感嘆」の言葉とは、誰かの良いところを褒める言葉のことである。第二の「感謝」の言葉とは、心から「有り難い」と思って語る言葉である。第三の「感動」の言葉とは、素晴らしい自然などに触れたとき、その感動を表現する言葉である。

160: ネガティブな想念の多くは「人間関係」から生まれる

第三の習慣、「和解の想念に浄化力を用いる」とは、生活や仕事の人間関係において、摩擦や葛藤、反目や衝突があると、心の中で、一人一人と和解していく技法である。
実は、我々の心の中のネガティブな想念の多くが、「人間関係」での摩擦や葛藤、反目や衝突から発生している

190: あなたは、自分が「運の強い人間」であることに気がついているか

自分が「運の強い人間」であることに気づく
運の強い人間とは、「自分は運が強い」と信じている人間だ

196: 人生の「解釈力」こそが「良い運気」を引き寄せる

「幸運」に見えることが起こったときだけが、
「運が良かった」のではない。
「不運」に見えることが起こったときも、「運が良かった」ことに気がつくべき。

196: 人生の「解釈力」こそが「良い運気」を引き寄せる

何が起こったか。
それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう解釈するのか。
それが、我々の人生を分ける。

214: 誰もが、人生における「究極の成功体験」を持っている

自分の人生に与えられた「究極の成功体験」に気がつくことである。
では、「究極の成功体験」とは何か。
そもそも、こうして「生きている」ことが、有り難いこと。
そのことに、気がつくことである。

219: この時代、この国に生まれたことの、有り難さ

同じ現代でも、いま、この地球上に生きる七七億の人々のなかで、次の五つの条件に恵まれた国に生きるのは、我々、日本人しかいない。
第一 七〇年以上戦争の無い平和な国
第二 世界で第三位の経済力を誇れる国
第三 最先端の科学技術の恩恵に浴せる国
第四 国民の誰もが高等教育を受けられる国
第五 高齢社会が悩みとなるほど健康長寿の国

224: 「究極のポジティブな人生観」を体得していく技法

第一の覚悟 自分の人生は、大いなる何かに導かれている、を信じる
第二の覚悟 人生で起こること、すべて深い意味がある、と考える
第三の覚悟 人生におこる問題、すべて、自分に原因がある、と引き受ける
第四の覚悟 大いなる何かが、自分を育てようとしている、と受け止める
第五の覚悟 逆境を超える叡知は、すべて与えられる、と思い定める

256: ネガティブな想念を生まない、究極の「祈り」の技法とは

我々の人生は、現象的に何があろうとも、本来、大いなる何かによって、必ず良き方向に導かれる人生だからである。
そして、その大いなる何かとは、我々の心の奥深くに存在する「真我」と呼ぶべき、我々自身だからである。その真実を理解したとき、昔から語られる叡智の言葉が、心の奥深くに染み入ってくる。
人生で起こること、すべて良きこと。

263: 運気を磨く、心を磨く

本書の思想は、いかにして「ネガティブな想念」「ネガティブなもの」「不運な出来事」を否定していくかという思想ではなく、本来、我々の人生においては、「ネガティブな想念」も「ネガティブなもの」も「不運な出来事」も無い、という「全肯定」の思想、すなわち、「絶対肯定」の思想を述べている。

263: 運気を磨く、心を磨く

「絶対肯定」の思想とは何か。
本来、我々の人生においては、否定的なもの、ネガティブなものは、一切無い
という思想であり、
人生で与えられるすべての出来事や出会いは、それがどれほど否定的に見えるものであっても、我々の心の成長や魂の成長という意味で、必ず、深い意味を持つ
という思想である。

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