こんにちは。ふわふわしょうちゃんです。
先日、以下のツイートをしました。
CentOSがCentOSStream、RockyLinuxなどに代替えの可能性が出てきましたね。
— ふわふわしょうちゃん@主夫WEBエンジニア (@FuwaFuwaShoChan) January 8, 2021
CentOS8のサポート期間も短くなって、移り変わりが激しい。
アンテナ貼っておかないと、すぐに取り残さていく感がありますね。
ですが、根幹の部分は変わらないことも多いので、基礎をしっかり固めていきましょ😌
CentOSがCentOS Stream、RockyLinuxなどに代替えの可能性が出てきましたね。CentOS8のサポート期間も短くなって、移り変わりが激しい。アンテナ貼っておかないと、すぐに取り残さていく感がありますね。ですが、根幹の部分は変わらないことも多いので、基礎をしっかり固めていきましょ。
CentOSは、僕がLinuxを学ぶ過程で一番お世話になったOSでもあります。
現在は、主にAWSなので、AmazonLinux2を使用していて、CentOSを利用する機会は大分減りました。
ですが、今回、CentOSは8以降のバージョンアップはしないということで、結構、衝撃的だったので、自分なりに調べたことを残しておきます。
各ディストリビューションの位置づけ
CentOS Streamを把握するために、ディストリビューションとしての位置付けが重要になってきます。
Fedora
Upstreamで開発されている先進的な機能を開発・テストするためのプロジェクトとしての位置づけ。安定型ではないため、本番サーバー用途に使われることはない感じですね。
CentOS Stream
RHEL(RedHatEnterpriseLinux)の将来のマイナーリリースを想定して、RHELの開発ブランチのスナップショットとして提供されるようです。RHELの開発ブランチの位置づけです。ただ、CentOS Streamは継続的デリバリ-で、より安定しているOSに違いはなさそうです。
CentOS Streamは継続的デリバリーです
CentOS
非商用のLinuxディストリビューションで、今後はCentOS Streamに開発を注力するため、今後のバージョンアップはされません。ぱっと聞くと、投げ捨てかよ。という感覚になりがちですが、CentOS7に関しては、しばらくサポートが続くようです。(2024年6月30日で終了)
RHEL(RedHatEnterpriseLinux)
商用のディストリビューションです。有償のRedHatのサブスクリプションサービスを購入して、商用環境のOSとして利用します。有償なので、サポートも手厚いです。中心的存在ですね。
Fedora/CentOS Stream/CentOS/RHELの関係性
https://rheb.hatenablog.com/entry/202007-fedora-distribution
他のディストリビューションの移行までする必要があるのかは、まだ未知数
CentOS8のサポートが2021年の12月31日までと大幅に短縮され、CentOS9がリリースされることのない情報から、他のディストリビューションに移行しなければ、という話がちらほら出ているようですが、色々な記事を読んで、個人的には、CentOS Streamへの移行が一番スマートなのではないか、と感じています。
まあ、エンタープライズで採用し、大規模なサーバー案件に携わる予定はないので、他人事ですが。w
数年前、今後のCentOSに変わって、今後はScientific Linuxだーというような流れになりましたが、結局、Scientific Linuxは開発中止。
そして、CentOSに変わって「Rocky Linux?Oracle Linux?」という記事も目にしましたが、
OSSに深く携わっている、上級開発者以外、未来はわからないものです。
Ubuntuのイメージも、サーバー用途としては、個人的に良くないですし、そもそも系統が違います。
今までRedHar系だったものを、いきなりDebian系に移行するのも、本番環境で採用するにはリスク高杉だと思いますね。
CentOS Streamへの移行
CentOS8のみ、CentOS Streamへの移行は、比較的簡単に行えそうです。
command
# dnf install centos-release-stream <- CentOS Streamのリポジトリを参照するためのリポジトリ情報をインストール
# dnf swap centos-{linux,stream}-repos <- CentOSのリポジトリ情報を削除
# dnf distro-sync <- ↑で追加した、CentOS Streamのリポジトリで提供している最新のソフトウェアアップデートをインストール
CentOS8からyumの変わりに「dnf」というコマンドになっています。
この作業を行うだけで、本当に何も変わらず運用できるのであれば、問題ないのではないかと感じるのですが、どうでしょう。
まとめ
今の個人的な結論です。
- CentOS7を採用している場合は、2024年のサポート期間まで利用し、流れにアンテナを張っておく。その後、長くサポートが続きつつ、安定志向のディストリビューションに移行。
- CentOS8を採用してる場合、CentOS Streamの移行は、比較的安全に行えそうなので、テスト環境でリポジトリの移行をして、十分にテストを実施し、問題なさそうなら、CentOS Streamで運用。
という感じですかね。他のバージョン?しらんがな。
じゃ、そーゆうことで!!