とうとう3年ぶり?に新機種リリースとなった第11世代KindlePaperwhite。すでにたくさんのレビューがあって、そのほとんどが良いものばかり。
「ちょっと言い過ぎちゃうんかい?」と思いつつ、2016年KindleOasisのバッテリーが弱くなってきたことを理由に、暖色の魅力、画面が6.8インチになってベゼルレスに近づいた外観、そして、KindleOasisの新世代がいつまでたっても発表されないので、いつも見送りしていたPaperwhiteを購入してみました。
電子書籍リーダーは結構レビューしてきたので、信ぴょう性には自信があります。キリッ
では、見ていきましょう。
目次
第11世代KindlePaperwhiteレビュー点数 (総評)
レビュー総評:
まずは、結論から。総評すると、星4点が妥当かと。根拠としては、システム面としてのフリーズの多さ(再起動などでも改善されず・・)、電源ボタンが下についており、右片手持ちの場合に指がボタンに触れてしまい、電源OFFになってしまうこと、それと、これは改善されることは無いと思いますが、プラットフォームがAmazonに限られてしまう、といった所。
それでも、星マイナス1点だけなのは、プラットフォームを絞ることによる、電子書籍の解像度表示の最適化の高さ、(矛盾してるようだけれども、最適化を図ることが出来る上で他プラットフォームの電子書籍が読めれば最強)
それと、ベゼルレスに近づいたデザインと、背面がただのプラスチックではなく、ゴム?のような少し滑りづらい、個人的に触り心地がいい背面になっていることが気に入りました。(2017年からのKindleOasisの方はといえば、アルミニウム素材のテュルッテュル) ← これがヤなの
第11世代KindlePaperwhiteのレビュー詳細
では、詳細をみていきましょう。
ハード面で良くなった所
- ベゼルレスに近づいた
- スペック向上により、レスポンスが早い
- 6インチから6.8インチになることで確かに読みやすくなった
- 背面の素材は持ちやすく、滑りにくい
- そして、丁度良い価格帯
ベゼルレスに近づいた
何より、前世代までのKindlePaperwhiteはベゼルが広く、Oasisと比べるとどこかチープで、個人的に欲しい意欲にかき立てられませんでした。ですが、今回は大きなデザイン変更でありませんが、実際に手にしてみると、実用性や所有欲も満たされました。良いハードクオリティだと思います。
スペック向上により、レスポンスが早い
他のたくさんあるレビュー記事に圧倒的に多い、レスポンスが20%向上!とか書いてますが、別にフツーに本を読める感覚でめくれればそれでよいと思います。とはいえ、前世代は所有していないのでわかりませんが、ストレスフリーでページめくりができるのは確かです。
ただ、レスポンスが早いというのは、逆の捉え方もできて、タップを意図せず複数回押してしまうと、パパっと反応してしまいますし、処理が溜まりやすいのかフリーズしてしまうという現象が多くおきます。(単に自分のKindleがハズレ?)これはマイナス要素になると思いました。(2016年KindleOasisの方はほぼフリーズしない)
6インチから6.8インチになることで確かに読みやすくなった
やはり、ディスプレイの大きさは少しでも大きい方が読みやすいです。ただ、インチがでかくなると、トレードオフでハード図体もでかくなる。持ち運びしにくくなり、携帯性が失われる。難しい所ですが、Amazonが6.8インチというディスプレイの大きさに設定したのはどちらも失われず、より見やすく、という欲張りな落としどころを見極めたのかなあと思いました。マンガも読みやすいです。一通り満足させる。といった感じでしょうか。
背面の素材は持ちやすく、滑りにくい
今回、KidlePaperwhiteで大きく気に入った所は背面プラスチック素材の持ちやすさです。なんと表現すれば正しいのかはわかりませんが、ほんの少しゴムっぽく、片手で持っていても中々滑りにくい。今、育児真っ盛りで、常に自分の周りに赤子と子供がいてる状況なんですが、ほぼ毎日使用していても、過去2回しか落としていません。(落としとるやんけ)※落としたのはKindleの方です。ご安心を。
ぱっと持ってもストレスは感じず、常に持っていたいような気にさせる感じがGoodです。
そして、丁度良い価格帯
もしかすると、今回のレビューで一番高得点かもしれない、「価格」です。今回Kindleは三種類あります。(Amazon見た方が早いけど)
第11世代KindlePaperwhiteの三種類の価格
- 広告あり – 14,980円
- 広告なし – 16,980円
- シグニチャーエディション – 19,980円(ワイヤレス充電と、自動明るさ調節・容量かな)
Amazonの価格を見ると、シグニチャーエディションは約2万でちょい高いんですが、広告なしモデルで16,980円。今後ガッツリ使っていくとして、バッテリー劣化や、保証が切れた後の破損など考えた時に買い替えをまだパッとできると思うのですね。(KindleOasisの3万越えに比べると)
手頃に買い替えることができるのは、かなり大事な要素だと思っていて、自分は今まで2016年のKindleOasis一択だったんですが、当初でも3万は越えていたので、簡単に買い替えることなどできません。ですが、1万ちょっとなら、「うーん、まあいいか」と思って買い替えることができる。コスパは本当にいいと思います。
個人的にオススメは広告なしの16,980円(8GBで十分です。32GB使い切る前にバッテリー劣化するので)
便利だと思ったシステム機能
しばらく、KindlePaperwhiteを使用していて、便利だと思った機能を2つ程紹介します。
ダークモードがより目に優しく、育児にも優しい。
ダークモードは寝る前などに部屋の明かりが暗い状態でも、くっきりはっきりと読めますし、何よりデフォルトより目に優しいです。昼と夜、使い分けて読むと、また飽きずに本を読めている感覚にもなります。
あと、育児にも優しいというのは、夜暗い場所で寝かしつけをする際に抱っこしながら片手でKindleを持って本を読んでいると、デフォルトだと少し眩しいみたいで、ダークモードにすると、気にならない様子です。(赤ちゃんなのであくまで様子ですが。気に入らなければ泣くし。)
それと、上の子の添い寝の際にも重宝しています。中々寝ないことも多いので、寝るまでに1時間とか余裕でかかるんですね。それが毎日続くと「この時間を読書に使えればどれだけ読めるか・・」と思うとまたストレス。今は少し話も理解してくれるようになって、お父さんはお勉強の時間だから、横で添い寝するから気にせず寝てください、というと納得してくれます(感謝)。片手でトントン、片手でダークモード読書というような感じで、利用しています。
時間を有効に使えている感がありますし、子供がいると常に自分の時間を後回しにしなければならないので、Kindleダークモード読書はオススメです。
ダークモードのやり方
操作は簡単です。上部メニューを開くと、赤枠のダークモードをタップします。
これで以下のようにデフォルトとは反転の状態になり、暗い場所でもはっきりと視認性を保ちつつ、周りへの眩しさを制限できます。
便利!!
読んでいる本を待ち受け画面に。より本に近くなった。
最新Kindleバージョンでは、現在読んでいる本を待ち受け画面にできるようになりました。これはかなり本に近くなりましたね。今読んでいる本を気にすることもできますし、表紙をみるだけで、続きを読む促しにもなりそうです。
やり方です。
右端赤枠でメニューを開き、「設定」をタップします。
「端末オプション」をタップします。
「表紙を表示」を選択し、オンの状態にします。
電源ボタンを押して、スリープ状態にすると、現在読んでいる本の表紙が待ち受けになります。
今、何の本を読んでいるのか一発でわかりますね。
Kindle本は基本高い。それよりもKindleで読みたいかどうか。
僕は紙の本よりも電子書籍の方が圧倒的に好きです。なぜなら、
- 本を安く買えるチャンスが多い
- 場所をとらない
- どこでも気軽に何冊も持ち運べる
- 暗い場所でもお構いなし
- 周りの目からするとあくまでスマホの延長で現代病に見える(どうでもいいけど)
どれも、紙の本では叶える事のできない利便性を電子書籍は持っています。
どうせなら逆も言わせてください。
- あくまで、本の利用権を得ているだけ(もし、サービス終われば終了w)
- 場所が必要
- 研究結果として、紙の本の方が記憶に残りやすいらしい
- 物理最高(オレのもの)→ メルカリとかで不要な本は売れる
- ワシ本読んでる(インテリ)感を出せる(どうでもいい)
電子書籍市場が伸び悩むのもわかる気がする・・
一長一短ありますが、予算に余裕のある人は、どちらもタイミングや気分で選べばよいと思います。
話しを戻して、基本的にKindle本は基本「高い」です。Kindleunlimitedの月額で読み放題も読める本が限られていますし、期間限定で50%OFFでも本が限られている。物理がない分、電子書籍は常時30%OFFぐらいにしてくれても消費者からするとありがたいですが、そうもいかない。(読む権利もらうだけで、高くね?と紙派も思っているはず...?)
やっぱり、オススメは「DMMブックス」。年末年始もほぼ50%還元で、新しい本でも対象が多いです。(ダイヤモンド社とかは別だけど)
(2022/07/23)追記: DMMブックスはMasterCardが使えなくなる予定。さらに還元率も30%止まりが多くなり、オススメできなくなりました(やはりAmazon強しです)
だけど、今度はそうなるとKindleは使えません。僕はBoox製の電子書籍リーダーで読むようにしていますが、androidが搭載されていて、使い勝手はスマホとほぼ変わらないですね。でたくさんのプラットフォームに対応する変わりに、最適化が難しい。
所持しているKindlePaperwhiteとBooxNova3Color、スペック表示としては300ppiと、どちらも同じですが、明らかにKindleの方がはっきりくっきり度は高いんですね。これは、実はとっても大きなポイントで、できるなら全てKindleで読みたい所。でも、DMMブックスなどで新刊の電子書籍が物理本より半額安く買えるのも大きいメリット。悩みどころです。もちろん、BooxNova3Colorでも目に優しく全然読めます。(暖色を求める場合は最新のBooxLeaf?がいいのかも)
未来の最強の電子書籍リーダー像を述べていく
そこでですよ。現状の販売されている製品を踏まえて、勝手に電子書籍リーダーの最強仕様をまとめておきたいと思います。(これ企業様は読んで実行したもん勝ち)
- Einkディスプレイはカラーか白黒を選べる。もしくは切り替えることができる(どちらも300ppi表示)
- プラットフォームは選ばない。全ての電子書籍サービスを利用できる
- 明るさは標準+暖色つき。(自動調節はオプション)
- 記憶容量は8 / 32 / 64 GBまで選べる
- 充電バッテリーは計3200mh。2016年KindleOasisの様にカバーとバッテリーが同一になっていて、気軽に取り外し可能。
- 基本重量は220g以下
- ディスプレイは6.8インチか7.8インチ選べる
- 物理ページめくりボタン搭載
- レスポンスは現状第11世代KindlePaperwhiteと同等
- 基本端末価格: 税込29800円
これが実現できれば、市場独占っすね独占。
最後に
ちょっと話がそれつつ、第11世代KindlePaperwhiteのレビューをしてみました。
一番のメリットは品質に対する価格設定で、バッテリーが劣化していくのも考慮すると、かなり魅力的な製品だし、今の所、大満足です。実際、本も育児の合間に楽しく読めてますし。
今、紙の本が好きな方も一度試してみてもよいのでは!