WEBエンジニア

WEB開発リーダーに活かせる5つの姿勢

※本サイトはPR表記を含みます。

キャリアに悩む人
WEB開発チームのリーダーをすることになりました。やる気はあるけど、プレッシャーが・・参考になる情報ないかなあ・・

 

僕のリーダー経験の失敗談を知れば、事前にどんな行為を避ければ良いか予測がつくと思います。ぜひ参考にしてください。

 

本記事を読むことで、以下のメリットを得られます。

  • WEB開発リーダーとして必要になる姿勢が事前にわかる。
  • 著者のリーダー失敗談を知ることで、同じ失敗をしなくて済む。
  • 現在の上司・リーダーが、イケてるのかどうか判断できる。

絶対に文句を言わない

システム部などの長、すなわちリーダーを務める時に、まず、必要な要素として、

「会社の文句を言わないこと」

があります。

 

皆さんも感じている方が多いと思いますが、現実社会は理不尽なことが多いものです。

 

一つの組織に属している環境だと、基本的に上司が指示すること、経営者が指示することは、

「黒であっても、白と言えば、白」

というような、いただけない社会の風潮があります。

 

僕は、32歳から、小規模とは言え、長年リーダー役を務めさせてもらっていました。

失敗談として、上司の指示の不適格さ、経営者の気分によっての天真爛漫な方向転換さが続き、ストレスをためる時期がありました。

 

業務指示など、1度や2度、間違えることは、全然なんてことありません。

どんな人でも失敗しますし、常に正解なんてあり得ないですから。

 

ですが、日常的に業務の方向が定まらず、失敗が続き始めると、人は「不信と不満とストレス」を感じ始めます。

 

ストレスは、大体、日常的に「負が続く」と溜まる傾向があります。

 

当時の僕は、その「負の日常」の中にいたので、かなりストレスを感じていました。WEB開発に関する方向転換も日常茶飯事です。

 

「昨日はその機能はいらないって言ってましたよね・・」

「そんな大規模で漠然としたシステムの話されても・・」

 

こういった状態が続くと、段々と人はストレスのはけ口が必要になります。

僕の当時の失敗は、部下に、その不満を話してしまっていたことにあります。

 

文句は人を不快にさせるものです。また、不平不満を一度話してしまうと、どんどん湧き出てくるものです。

 

一番大きな問題として、会社の不平不満を言うと、いずれ部下に伝染することです。

この伝染がチームをバラバラにしてしまう要因になってしまいます。

ですので、良いリーダーになるための条件として、メンバーに会社の文句や不平不満を言ってはいけません。

 

根本を辿ると、会社に給与をいただいくということは、

「自分を買っていただいている」

ということです。

 

経営者が、昨日言っていたことが今日違くても、本来は何も問題ありません。

 

その要望通りに課題解決をすることは仕事ですから当然の話です。

根本を忘れなければ、感謝の念が湧き、不平不満は出てこないものです。

 

これからリーダーを務める方、部下にあらゆる文句や不平不満は言わないようにしましょう。

 

どんな事があっても怒らない

過去の面接時に、

「マネジメントとして、部下に怒らなければいけない時がある。その時はどのようにしてきたか教えてください」

という質問がありました。

 

質問の中に「部下に怒らなければいけない時がある」と前置きされていたのが、僕はどうしても気になりました。

なぜなら、部下に怒らなければいけない時なんて無いと考えているからです。

 

「いやいや、メンバーが大きな失敗とか、ダラダラしてる奴とかいるでしょ」

 

と思うかもしれませんが、僕はそれでもリーダーは、どんな事があっても怒ってはならないと断言します。

理由は、怒りの感情は「ネガティブ要素」だからです

 

仕事において、リーダーはネガティブな要素を部下に与えてはいけません。

メンバーによっては落ち込んで、ストレスをためて、極論すると辞めたくなるかもしれない。

 

メンバーには、どこまでいっても、前向きで生産的でいてもらうための立役者にリーダーはならなければいけません。

 

リーダーは黒子です。

 

ですが、その反面、リーダーの言葉の力は、メンバーの言葉よりも重いものです。

何かにつけて怒りを表すリーダーは、本来あるべきリーダーの姿ではありません。

会社の組織を崩壊させる要素を振り撒いている「非生産者」だという事実を会社全体で見なければいけません。

 

僕がリーダーをやり始めた初期の頃は、メンバーに幾度指示をしても上手くいかない時が多々あり、言葉が強くなったこともあります。

僕は、自分が目上だと思う人にしか怒りを出さないポリシーがあるので、メンバーにキレたことは絶対に無いですが、言葉を強くして良い結果が生まれたことはないです。

当時のリーダーとして不適格な行為だったことを、反省しています。

 

リーダーは、どんな事が起きても怒ってはいけません。

常に相手を尊重し、失敗をしても、一緒にどうすれば失敗しないようにするかを考えるべきです。

 

同じ立場で考える。それがリーダーです。

 

ネガティブ発言をしない

リーダーは常に前向きでないといけません。

私生活でも辛いことはあるものです。変に明るくなくても良いと思いますが、辛い時でも、周りへの振る舞いは一定である必要があります。

 

なぜ、一定である必要があるのかは、人は良くも悪くも安定を求める生き物だからです

 

人は日々業務を行いながら、波風立つことなく、業務を完遂し、定時になったら帰りたい。

安定した日々を過ごしたいものです。

 

なので、リーダーは安定している必要があります。

 

感情は日々変化するものですが、メンバーに

「うーん。できないかも」

「このプロジェクトは上手くいかない」

など、ネガティブな発言はしないことです。

 

上手くいくかわからない時だからこそ、メンバーを鼓舞して前に進んでいくように励ましていかなければいけません。

 

僕は、新規のプロジェクトの企画時に、到底達成するのが難しいと感じると、そのまま正直に上司に伝えていました。

ですが、そのプロジェクトを強引に進めることになり、開発が始まりました。

 

正しくは、達成するのが難しいからこそ、周りを引っ張っていく必要がありましたが、僕は部下に、

「やることになった以上、やるだけやるが、多分コケる」

と言ってしまっていました。

 

結果、そのプロジェクトは失敗に終わりました。

 

リーダーが「できない」と部下に伝えれば、部下は「できない」と感じてしまいます。

言葉の力は強いです。なので、これから会社で無茶なプロジェクトがあっても、進めることになった以上は、「できない」とは口を裂けてもメンバーには言わないことです

 

それと、無理でも「やれる」という根拠のない姿勢と自信は、リーダーに必要です

 

メンバーを信頼し続ける

メンバーと信頼関係を築くために、まずはリーダーがメンバーを信頼しなければいけません。

重要なのは、あなたから、周りの人を好きになるべきです

 

メンバーを信頼しなければ、当然、あなたへの信頼は集まってきません。

心の中で思っていることや、感じていることは周りにも伝わっていきます。

 

リーダーに課せられた最優先事項の業務は、

「周りのメンバーといかに信頼関係の構築ができるか」

です。

 

なぜなら、信頼関係がなければ、業務が円滑に進みません。信頼関係があるからこそ、MTGも円滑に進みます。

楽しさや、やりがいも生まれていきます。その関係を築き上げることができるかどうかも、リーダーの手腕にかかっていると思います。

 

メンバーは「人」ですから、いつもあなたの言う通りに動いてくれるとは限りません。

任せたタスクをせずに違うことをしていることもザラにあります。

 

注意をしても、中々、人は変われないものです。

リーダーはメンバーを信頼し続けることができるかどうかが、良いリーダーとしての分かれ目になっていると思います。

 

リーダーに忍耐は必須です。

 

根気よく待っていれば必ずメンバーはこっちを振り向いてくれます。

いや、振り向いてくれなくても、あなたはメンバーを信頼し、待ち続けることが任務だと考えるようにしてください。

 

1on1は必ず実行する

「1on1」とは、メンバーと1対1で話をすることです。面談ですが、もっとフラットです。

リーダーは、どんなに業務で忙しくても、メンバーとの1on1は欠かさないでください。

 

僕は、最低でも月1ペースで各メンバーと1on1を行っていました。

何かアクションがあった時は随時行うようにしています。

 

リーダーは皆に支えられている存在です。

 

メンバーの代表をさせてもらっている謙虚な姿勢が必要です。

中間管理職などの人に良く見られがちですが、明らかに自分が偉いと態度に出てしまっている人がいますが、偉くも何ともないです。

 

何かあった時に協力してもらえる大切なメンバーですから、困った時に、こちらが協力することは当然です。

 

また、メンバーとの信頼関係はリアルタイムで変化していきます。

 

コミュニケーションの時間が開けば、徐々に信頼関係は低下していきます。

WEBサイトでも同じです。更新がなければ、そのサイトは段々と人が集まってこなくなる。

 

それが人になると、もっとセンシティブです。

 

こちらが、心を常に開いて接していれば、最初は心を閉ざしたままの人がいたとしても、段々と心を開いてくれるようになるものです。

僕は、いつでも心を開いてメンバーと接することを意識しています。

 

1on1でも、まずはキャッチボールができそうな話題の話をするようにしています。いきなり本題に入る必要はありません。

できるだけ、相手に話してもらうように空気を作っていきます。

 

僕は、プログラミングより、多分、円滑なコミュニケーションの空気を作ることの方が上手です。

今まで一度も心を開いてくれない人はいませんでした。

 

人間関係を割り切っているメンバーはいましたが、それでも、こちらが待つことで、心を開いてくれます。

追いかけ過ぎるとお節介になります。「鬱陶しい」と相手に感じられると、元に戻すのにも時間が掛かります。

 

リーダーは、コミュニケーション能力を一段と強く問われます。

「会話が好きな人=聞き上手である人」

が、リーダーに向いていると思います。

 

1on1をしなければ、メンバーとの距離が段々と開き、チームの結束を弱くしてしまいます。

ですので、1on1は定期的に必ず、実行するようにしてください。

 

まとめ

  • 不平不満をメンバーにさらしてしまうと、伝染する。不満は自己解決すること。
  • 怒りは「負」である。負の周波数は信頼を崩壊し、結果、チームの崩壊を招く。
  • 言葉はブーメラン。リーダーは「常に出来る」という意識を持つ。ネガティブ発言はしない。
  • メンバーが心を開いてくれなくても、リーダーは常にメンバーを信頼し続けること。
  • 信頼関係はリアルタイムで変化する。賞味期限もある。それを伸ばす秘訣が1on1である。必ず定期的に実行すること。

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