提案の仕方にも色々なアプローチがありますね。
僕は、WEBエンジニアを始めてから、2~3年が過ぎた頃、積極的に提案をすることで、昇進も果たしました。
提案は企業への価値を提供するものです。積極的に行えるようにアドバイスできればと思います。
あ、先に言っておきたいことは、昇進を目的とした自己中心的な姿勢での提案は、いずれメッキが剥がれるので良くないです。
企業の利益を考え、貢献する謙虚な姿勢を忘れないでください。
本記事を読むことで、以下のメリットが得られます。
- 提案をすることで、主体性が認められ、昇進する可能性が上がる
- 提案アプローチの方法が増える
まずは上司との信頼関係の構築から
提案とは、企業の利益を増やすために、事業の方向を示すことです。
もちろん、失敗すればそれだけの損益になりますが、チャレンジしなければ何も変わりません。
上司の中には、「下手に提案しなくても、お給与は毎月一定に入ってくるのだから、波風は立てない方が良い」と保守的な姿勢な人もいるかと思います。
もし、あなたの上司がそのような人だったとしたら、もっと上、あわよくば社長に提案を申し出ても良いと僕は思います。
提案される立場を想像してみてください。
現代社会は、どんどん変化する速度が速くなっています。企業も生き残りをかけて、それに対応しながら変化し続けなければいけません。
変化することを恐れていては、未来は倒産のみです。現状維持は後退と同じだということです。
大体、経営者はそのことを理解しているハズです。
なぜなら、起業にはリスクがあるのですから、生き延びるために、それぐらいのことは考えて当然です。
そのリスクに立ち向かうために、同じ矢面に立って、一生懸命に企業の利益を考え、提案を積極的にしてくれる人材が、社員の中にいてくれていることは、とても頼もしいと思うに違いありません。
なので、どんどん提案はした方が良いです。
ですが、「信頼関係」というものがありますから、まずは信頼関係の構築に全力を注ぐ様にすれば良いと思います。
上司や社長も「人」ですから。
もし、信頼が薄い状態で提案ばかりされたら、ズカズカ土足で入ってこられたように感じてしまい、「鬱陶しい」と感じられがちになります。
きちんと場をわきまえて、一歩一歩、信頼関係構築を目指しましょう。
提案はできるだけ二人だけの空間を作る
上司の受け入れ体制が整っているように感じるのであれば、提案はできるだけ二人の時間を作ってもらえるようにしましょう。
その方が、深く話ができます。
提案内容の疑問に思う所も質問してもらえるし、その機会でお互いを知ることができる、絶好のチャンスです。
更に、信頼関係を強くできる可能性が高いです。
二人での機会が難しい場合、複数人いる中での提案は、全ての人に納得してもらうことは、より難しいと思います。
人それぞれの考え方があるので、全ての人に良い提案だと感じてもらうことは目指さない方が賢明だと思います。
提案は基本的に「自分の信念の部分」でもあります。
「皆に良く思われたい」という気持ちを捨て、本当に良いと思うことを正々堂々と話しましょう。
良い提案には根拠が必要
業務フローや、全体の事を知らずに提案だけするのは、相手が求めていない限り、ただの意見であり、場違いです。
特に、入社してからは通常業務の他に、組織全体にも目を向け、どこがボトルネックになっているか、状態を知ることが大切です。
無駄を省ける可能性は、必ず、どこの企業でも転がっているはずです。世界のトヨタですら「日々改善」です。
提案をする際は、改善するための根拠を常に持つように心がけてください。
以下、ツイートです。
改善などの提案は根拠を持ちましょ。どんなデータがあって、そのデータをどう利用すれば、成果につながるのか。運用フローも提案資料をざっとこしらえて、できるだけ二人で話す場を自分で作って。その方がよく話が聞ける。
— ふわふわしょうちゃん@WEBエンジニア/マネジメント (@FuwaFuwaShoChan) October 23, 2020
提案が通るかどうかも、まず信頼がなければ通りませんぜ。なので、まずは信頼
根拠のない提案は説得力に欠けます。
相手を納得させることが難しくなるので、まずは現状把握をすることに注力しましょう。
提案資料に時間をかけ過ぎないこと
提案資料は、おおまかに作るだけで良いです。
細かい資料を作られても、その場で話を聞いている側は細かく見れません。
それよりも、上司は、ざっと資料に目を通して、あなたが話をしているのを聞きながら、「いいな!それ!」と思えるかどうか、ですから。
細かく説明されてもわかりません。「話が7で資料は3ぐらい」の気持ちで作ってください。
そして、熱く語ることも大事だと思います。姿勢は相手に伝わります。
淡々と話しをされても面白くありませんよね。「おーいいね、いいね」というインスパイア(良い影響)が欲しいのです。
相手との信頼関係が出来ていると、熱く語られても鬱陶しくは感じないので、その過程で「信頼関係の構築」は外せないのです。
いきなり、知らない人に熱く営業かけれらて、皆さん、どう思いますか?
僕は、「なんやねん、こいつ。うっとおしい。」
と、なりますよ。
仕事に対する熱い姿勢があることは、とても頼もしいし、期待される大切な一つの要素です。
資料にあまり時間を掛けずに、日々の仕事の姿勢にリソースを配分してください。
提案を通すのが難しいのは意外と最初だけ
意外と、提案が通る通らないは、最初だけのケースが多いです。
一つ壁を越えると、すでに信頼関係が出来上がっている証拠ですので、「次は、そうしようか」という様になりやすいです。
もし、そうならない場合でも、上司から意見をもらえたり、提案にプラスアルファを入れながら、結果、納得できる形で進められるケースが多いです。
実際、僕は、信頼関係が出来てからは、提案という場を新たに設けることなく、上司とカフェに行ったりしながら、今後の話をして、方向性の確認だけして、実行するということが多くなっていきました。
最初は資料を作っていましたが、口頭だけで信頼してもらっていたことは、手間が掛かることがなく、業務に注力できていたので、ありがたかったです。
提案が通り、信頼関係が強くなるにつれ、自分で働く環境を作れるようになっていきます。
ですが、より、会社での居心地が良くなるので、ぬるま湯につからないように注意しなければいけません。
人は環境に良くも悪くも慣れ、マヒしやすいです。
常に謙虚に、周りへの感謝を忘れないように業務を率先してこなしていけるようにしましょう。
まとめ
- 提案する相手は信頼関係が出来ていれば、直接、社長でも良い。
- 常に根拠をもって提案できるようにしておく
- 良い提案ができる人が、企業から重宝される。