当ブログはAWSにて、サーバー環境をこしらえつつ、運用しています。AWSは、もうすでにできないことは無いぐらいに柔軟なクラウドサービスですが、いかんせん価格がたけえ!
それでも、続ける理由は、結局利用しなければ学ぶ機会が減ってしまうこととバックアップなどが容易なためです。(もっといっぱいあるけど、それはまあいいや)
今回はWordPressをメジャーバージョンアップさせることと、当サイトのテーマである「アフィンガー6」へのアップデートを目的に、作業前バックアップをとっておこうじゃないか。と、ブログ運営のためだけにAWSを利用する物好きも少ないと思いますが、どこか誰かのためになれればと、作業の流れを示しておきます。
早速見ていきましょう!
※AWSへログイン済みであること。
step
1EC2サービスからAMIへ移動
まずはEC2へ移動します。
その後、左メニューからイメージ「AMI」へ移動します。
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2古いAMIを削除しておく(略可)
AMIを作成したことがある人は、そもそも本記事は必要ないと思いますが、古いAMIは変に課金されても嫌なので、削除しておく方がすっきりしてオススメです。
もし、WordPressやアフィンガーのアプデでサイトがどうにもこうにもならなくなった場合、今回作成するAMIイメージを選択した上て、「AMIからインスタンスを起動」で新たなEC2インスタンスを作成することができます。
※インスタンスを作り直す場合、EC2起動後にElasticIPの付け替えと、セキュリティグループを設置するぐらいで、元のサーバーと全て同じ状態(データ含め)起動できるはずです(構成によるけど)
古いAMIを選択し、右クリックでメニュー → 「AMIを登録解除」で解除します。
確認画面です。問題ないなら「AMIを登録解除」でOKです。
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3対象EC2インスタンスのAMIイメージを作成
AMIイメージを作成したことがない方は、ここからでOKです。
「EC2ダッシュボード」→「インスタンス実行中」へ移動します。
対象のインスタンスをチェックボックスで選択し、右クリックでメニューを開きます。「イメージとテンプレート」→「イメージを作成」を選択します。
各項目を入力、選択します。
「イメージ名」は任意でOKです(日付とかわかりやすい命名がオススメ)。「再起動しない」はAMIイメージ作成時に通常EC2インスタンスは再起動します(より整合性の取れたイメージ作成が目的かと)ですが、自動起動サービスなどの登録が漏れていた場合、アプリケーションサーバーが再起動後、サービスが起動しない状態になる可能性も考えられるので、再起動しないにチェックをオススメします。
「サイズ」はデフォルト稼働しているEC2インスタンスと同じサイズになるはずなので、このままでOK(いちお確認はすること)、「終了時に削除」はスナップショットとセットでAMI解除後に削除されるか否かなので、セットで良いと思います(変な課金はヤダ)。最後に「イメージを作成」をクリックします。
AMI作成後、EC2インスタンス一覧の画面に戻りますが、AMI一覧画面へ移動すれば、作成したイメージを確認することができます。
これで、ファイル群やデータ・設定全て丸ごとバックアップが取れたことになるので、簡単らくちんですね。こういう利点がAWSを利用するメリットかなと思います(それでも値段高いねんけど)。