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ITエンジニアは正社員かフリーランスどっちが得?どっちが自由?

※本サイトはPR表記を含みます。

キャリアに悩む人
「ITエンジニアはフリーランスになると稼げるってよく聞くけど、本当なの?実際、正社員かフリーランスどっちが得なの?」

エンジニアにとって、いつか必ず考えることがくるであろう、キャリアの悩み。そんな悩みにお答えします。

✅ 本記事のテーマ

  • 正社員かフリーランスのどちらが得なのか、メリット・デメリットを含めて理解できるようになる。
  • 自身のライフスタイルに合わせ、どちらが自分にとって良いキャリアになりそうか見極める。

これが、本記事の解決テーマになります。

ITエンジニアは正社員かフリーランスどっちが得なの?

✅ 記事の信頼性

しょーいち
WEB系エンジニア歴15年です。今まで PM(プロジェクトマネージャー)/ PMO(プロジェクトマネージャーオフィス) / 開発リーダー / 社内SE部長 / フリーランス など、色んな役職を経験しました。今は某医療系口コミサイトの開発・運用の純粋なWEBエンジニア職を楽しんでます!

 

結論: 個人的には圧倒的に正社員をお勧めします

最初に結論ですが、経験上、多くの人にオススメしたいのが「正社員」ということになります。

なぜなら、法律上も含め、「圧倒的に安定感が違うから」です。

 

僕自身、数年間フリーランスとして活動経験ありです。その結果としては「ボロボロに失敗」でした。もちろん、人には向き不向きがあります。当時は貯金を切り崩しながら生活を余儀なくされた月がほとんどです。

フリーランスを経験されたことがない人には、「自由な働き方」「高単価案件月70万~」など、きらびやかに見える部分もあると思います。

気づいておくべき点としては、いわゆるSES企業の謳い文句、広告であることと、その企業にIT人材は搾取されているという現実の側面があるということをです。

なので、そこに自由な働き方などなく、また、「高単価案件」と謳われているものも、インボイス制度も相まって、確定申告で大体40~50%程税金として、納める必要があります。もし、70万の単価だったとしたら、ざっと「月40万か…」ぐらいにイメージしておくと良いと思います。

僕がフリーランスを失敗し、再度、正社員に戻ってからは、育児で忙しい最中、更新頻度が高くはないですが、ブログを書くことも可能です。決まった時間を働くことで、土日祝はしっかり休むことができます。(育児は休みなしだけど汗)

フリーランスを全面否定するわけではありません。どちらを選ぶにしても、繰り返しますが「向き不向き」は絶対にあります。

「自分にはどっちがあっているんだろう?」と考えながら読み進めていただけるとよいかと思います。

続けて正社員、フリーランスの各メリット・デメリットを見ていきます。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスのメリットとして以下が挙げられます。

  • 個人事業主として稼ぐことに関しては天井知らず
  • エンジニアのつながりがあれば安定感がある
  • 企業との信頼を勝ち取ることができれば高単価交渉も可能
  • いつ休んでもOK、誰にも邪魔させない

 

少し深堀りします。

個人事業主として稼ぐことに関しては天井知らず

自分で営業なども含めて得意、という人は圧倒的にフリーランスになる方がよいと思います。また、「何より稼ぎたい!」と強く思う人もフリーランスが良いと思います。

正社員だと、年収は決められていて、経営者に雇われている以上、どんなに頑張っても頭打ちは見えているのが現状です。

そこに縛られず、色んなことに挑戦しつつ、どんどん前進していきたいという方向け。

多分、誰だってより多くお金は稼ぎたいと思っているはずだし、お金に対する不安というのも払拭したいと思っているはず。

じゃあ、全員フリーランスがいいのか、というと全然そういうわけでもないのが難しいところです。

なぜなら、冒頭で話した営業をやる必要はあるし、確定申告のために経理も含めて管理しなければならず(Freeeなど便利なサービスはありますが、管理するという意味では全くしなくてよいわけではありません)雇われているよりも、かなり煩雑な作業が発生します。

それと、人間関係含め、全くゼロからフリーランスを検討している方はオススメできないです。なぜなら失敗する可能性がめちゃくちゃ高いから。

「月に決まった給与」というものがないので、案件獲得でなかった月の収入はゼロですから、とても不安定です。それと精神的にも不安定になります。

エンジニアのつながりがあれば安定感がある

では、どうすればフリーランスとして安定感が出るのか、というと「エンジニア同士のつながり」ということが一つ上げることができます。

つながりがあると、エンジニア同士で情報共有もできますし、または、周りにすでに稼いでいる人がいる場合、フリーランスを選択しても勝てる可能性はグッと高まります。勝ち組の中の環境だと、自然と自分も稼ぎやすくなり、勝ちやすいのは事実なので。

たとえ案件が途切れたとしても、つながりがあれば紹介してもらえたり、逆に紹介してあげたり、ギブアンドテイクの関係ができます。個人で生きていくつながりがあれば、ある意味、逆風が吹いても強いですね。正社員の場合、会社が淘汰されてしまえば、一気に生きていくのが難しくなるので。

そうした意味では、自分だけで生きていく強さが欲しいという方はフリーランスに向いているとも言えます。

企業との信頼を勝ち取ることができれば高単価交渉も可能

開発案件を無事に納期に収めることができ、コミュニケーション(報連相)を当たり前にできていれば、企業との信頼関係は深まります。

そこで次の案件がなかったとしても、企業側としては、新規にどんな人かわからない人と契約するより、実績のある(信頼のある)人と続けて案件を依頼したいと思うのが人間心理でもあります。

最初から高単価で臨むことは難しいかもしれませんが、二回目、三回目、と案件をこなすことができれば、高単価交渉もできるようになると思います。

そうなってくると、月100万以上は近いのかな、というイメージですかね。

 

次に、フリーランスのデメリットを見ていきたいと思います。

✅フリーランスのデメリット

以下、フリーランスのデメリットです。

  • 高単価案件などでも税金で約40%納める必要がある
  • 企業からの「信頼度」は低いため自由ではない
  • 国民健康保険、国民年金など、保険制度が低い
  • 社会的地位が低い(クレジットカードすら作れない可能性)
  • 法律で守られていないため、取引先とトラブルになりやすい
  • いつ仕事がなくなってもおかしくないため、精神的に不安になりやすい

 

これらも深堀りしてみていきましょう。

高単価案件などでも税金で約40%納める必要がある

フリーランスの案件広告には、高単価なものばかりでつい、目を奪われてしまうようになっています。ですが、肝に銘じておくべきなのは、目を引くのは「広告だから」です。

そうじゃないと広告の役目を果たしていないということになるので。それを真に受けてしまうと、痛い目に遭いやすいです。

実際にフリーランスになって月100万超えたのでほにゃららっていうようなブログ記事を見かけたりしますが、誰しも簡単に月100万など到達できません。もし、到達できたとしても約半分は税金で納める必要になるので、50~60万ほど。そこから国民年金などもろもろ引くとなると更に手持ちが低くなります。

そして、繰り返しますがフリーランスは自分で経理・営業含めて作業をしなければいけません。はっきりいって大変です。(実際大変でした汗)

企業からの「信頼度」は低いため自由ではない

フリーランスは「自由な働き方!」「ノマド生活」みたいな謳い文句が多いイメージですが、はっきり言って「逆」です。

初見の取引先である企業からの場合、信頼があるわけではないですし、やり取り含めて企業からの扱いは正社員に比べて、けっこう「雑」な場合が多いです。

人間関係も出来上がっていない状態なので「信頼度」は低い。そうした場合、リモートワークだったとしても、ひどい場合、WEBカメラを常時つけながらであったり、何かしら、監視系の体制も多いと思います。(一番多いのは業務の終わりに成果報告だと思いますが)

そして開発案件が終了し、次の案件がなかったりすると、「そこでサヨウナラ」なので、当然ですが企業側の都合で仕事がなくなります。いずれいなくなる人に対して人間関係を深めても無駄なので、フリーランスはそうした人間関係の割り切りも重要です。

国民健康保険、国民年金など、保険制度が低い

フリーランス、個人事業主、自営業(言い方だけでほぼ同じですが)に分類される職業は、国からの保険制度が低いです。そして、正規雇用であれば、雇用する企業が社会保険料の半分を負担してくれます。ですが、国民健康保険は、100%自腹です。

年金制度も将来もらえる年金額に大きな差があります。国民年金満額で月6万ほど、厚生年金満額で月22万

なので、自営業の場合は年金暮らしを期待できないのが現実。

独身・家庭を持っている関係なしに全員が無視できない項目だと思います。しっかり現実を受け止めて(社会の仕組みを受け止めて)フリーランスになるのか、正社員になるのかを選択した方が賢明です。

無論、どちらも経験した私がオススメするのは「正規雇用」です。知識を身につけて逆にこちらが仕組みを「利用」する形がよいです。

諸々検討した上で、自分の利益がどちらが上か(ライフスタイルも併せて)選択すると後悔が少ないかもしれません。

 

社会的地位が低い(クレジットカードすら作れない可能性)

「フリーランス」というキーワードはいっとき凄く注目されていたものですが(今はしらん。。)、当時、自分もその波に乗っかりました。

そこで現実を思い知らされた一つとして、「社会的地位が低い」ということ。

自営業とフリーランスは呼び名は違いますが、主にフリーランスはITエンジニアやWEBデザイナーなど、コンピューター関連のスキルを売りにする方に使われます。もっというと、アルバイトをすると「フリーター」になりますが、どちらかというと正規社員よりも近い分類になると思います。

なので、想像以上に社会的地位が低い。

金融関連の企業からすると、クレジットカードを発行しても、期日に返済金額を用意できないかもしれない不安定な収入しかないと見込まれているため、カード発行もできない場合が多いです。

銀行からの借り入れも同じだし、下手すると賃貸すら貸してもらえません。超絶肩身が狭いです。

ただし、多くの収入がある場合、直近の収入三カ月分の明細などある程度の利益が証明できるものがあれば話は別かもしれません。

自分は神経質な方なので、社会的地位の低さにすごいストレスを感じました。

もうフリーランスをすることはないと思います。(やっても副業形態かな)

 

法律で守られていないため、取引先とトラブルになりやすい

さきほどのお話の「フリーランスは社会的地位が低い」という見方につながるのかもしれませんが、企業との取引で納品を終わらせていても、支払いが滞ってしまい、取引先とトラブルになるケースが少なからずあります。

実体験ですが、フリーランスつながりで、お知り合いの方とお食事をしている最中に、サイトの構築案件を請け負っていて、納品が終わったにも関わらず十数万円が支払われず、連絡が途絶えている状態ということでした。

なので、フリーランスになる方は信頼関係が高い、低い関係なく契約書は交わしておくべきだと思います。

もちろん、こちらが自発的に用意する必要があります(企業側も用意するのが普通)

 

トラブルに巻き込まれると、メンタルが少なからずダメージを喰らいます。メンタルが強くない人も含めて、私はフリーランスになることはオススメしません。

全てを自分でやりたい、覚悟は当然できている、という何かフリーランスになる志(それなら起業家としての方が可能性がありそうですが)を持たれている人がなるべき職業の形だと思います。

 

いつ仕事がなくなってもおかしくないため、精神的に不安になりやすい

フリーランスになると、案件ベースで企業と契約になるため、その案件が終了すると基本的に「さようなら」です。

なので、裏を返すと「いつ仕事がなくなってもおかしくない状況」です。

将来の収支の見通しが立たない場合は、計画が立てれない状況になり、その不安定さに不安からストレスに変わります。

 

私自身、フリーランスになって一番メンタルにきたのがこの「収益の計画性がない」という所でした。慣れない内は本当にキツイと思います。

そこに育児が入ると、なおさら辛いです。(実際辛かったです。計画通りに動けないので)

無理やり案件を獲得したとしても、ブラックな労働環境になりやすく、安心して子どもの育児に参加もできません。

私は現在(2023年)、子ども6歳と2歳の平日の育児担当をほぼしている状態ですが、超絶忙しく、物事が効率良く終わりません。なので、はっきりいってフリーランスだと、余計に忙しく(というか無理ゲー)ゆとりを持った働き方をして実現できる生活リズムではないです。

フリーランスで働き方を自由に」これは全くもって嘘だと断言してもよいです。

フリーランスで自由な働き方が出来る人は、元々何かしらのコネ(つながり)で仕事が安定してもらえる状態を確保している人、もしくは、働かなくても何か自分の売り物(コンテンツ)があり、それが定期的に収益を生み出すサイクルを構築できている人、そうした人が、フリーランスとしてゆとりを持って働ける状態の人です。

大多数の人が強いパイプを持っているわけではないと思いますので、私は先行きが見えない中で単に職場の不満があり、「やっぱフリーかな..」なんていう不満からくる動機の人は失敗につながると思います。

なので、大多数の人にフリーランスはオススメできません。

 

「ホワイトな企業で正社員」を目指すべき3つの理由

「じゃあ、どこに自由があんだよ、こんにゃろう」こうしたことに少し言及していきたいと思います。

結論としては、WEBエンジニア全員が「ホワイトな企業で正社員を目指す」ということです。

なぜ、ホワイトな企業で正社員を目指す必要があるのか?それが以下になります。

  • 極論: 人生はいつか終わる。誰もが死を迎えることを忘れない。
  • 働きながら「自分は何を遂げたいのか」を自問自答し続ける必要性がある。
  • WEB技術を磨く。自己の教養を育む。家族との時間を選択するもよし。

極論: 人生はいつか終わる。誰もが死を迎えることを忘れない。

「なぜホワイト企業で正社員を目指す必要があるのか?」理由1つ目。「人生はいつか終わるから」です。生あるものは死が決められています。

始まりあるものは、いつか終わりがある。これが自然の摂理で、良いも悪いも関係なしに循環しているもの。

なので、日々ブラックな環境で終電近くまで労働をしているか、いつも定時で業務を終了し、残りのプライベートな時間を有意義に過ごすか、どちらがいいか?と考えたとき、当然プライベートな時間が多い方がいいに決まっています。

WEBエンジニアという職業柄、駆け出しの時は、なかなかスキルが身につかず、知識が追い付かず、開発も長引き、気が付けばブラックな感じになっているときもあるのは意図的に「自己向上」のためですから、そうした意識の中で働くのはOKだと思います。

人は何か能力を身に付ける時、一朝一夕では実現できないようになっています。なので、もちろんWEB開発スキルも日々の積み上げによって身に付いてくるもの。

しかし、いつまでもそのような労働環境で良いはずがありません。

人間は本来、自分自身の思考で人生を決定できる脳力と人権(日本においては)が尊重されているので、いずれ人生が終わることを考えると、一定の能力を積み上げた先は、誰もがホワイトな労働環境を目指すべきだと僕は思います。

もし、駆け出しエンジニアだったとしたら、企業側からすれば、「未経験の労働者を低賃金で労働力を買った」というように利用しているのですから、労働者側としては「エンジニアとして、能力を身に付けることができてきた。いつまでも劣悪な労働環境、低賃金のままでは終わらないぞ、バーカ」ぐらいのことを意識すべきです。

事実上、終身雇用が崩壊している日本社会ですから、今後はいかに能力をつけて効率的に転職し、「個人の価値」を高めていくか。それが豊かに生きていく上で重要な焦点になってくると思います。

どのぐらいの目安で転職を意識するのか?」という時期ですが、「職場の全体的な案件をまるっとこなせそう、見通せそう」という感覚を得ることができるぐらい、でしょうか。

もちろん、転職活動の際はレジュメにこなした案件の内容を詳細に書く必要があるので、それをしっかり書けるほどにはなっておきたい所です。

 

働きながら「自分は何を遂げたいのか」を自問自答し続ける必要性

WEBエンジニアのキャリアにおいて、ホワイトな企業を目指す必要がある必要性の2つ目。

それは働きながら「自分はこの人生において何を遂げたいのか?」ということを自問自答し続ける必要性があるということ。

例えば、幼少期からやりたいことが決まっていて、ずーっと同じことを積み重ねて、いつしかプロになり、それがたまたまニーズの高い分野でお金に結び付く。そして気が付けば影響力を持ち、有名人へ。そんな運の持ち主はごく一握り。

多くの人にとって、やりたいこと、夢や目標なんて、そもそもない。というのが現実。(それが悪いというわけではない)

ですが、どんな人でも全員が「人生」という大きな視点で考えれば「自分が与えられている人生において、何を遂げたいと思っているのか」というのは1度考えてみる価値のある1つの大きなテーマになると思います。(別に単に平和に暮らす、遊んで暮らすでもOK。要は納得した今であるかどうか)

そうした事柄を熟考するためには「時間」という資産が必要です。人生を仕事で忙殺されているだけでは、ゆっくり自分を見つめる時間なんてないですよね。(仕事自体が成し遂げたいことなら話は別ですが)

人生における「死」を意識したテーマは、僕も模索し続けている最中です。

そして、それを探すことができているからこそ、このような形で読者の皆様にブログを通じてお伝えできています。

もう、言うまでもありませんが、そうした思慮が可能なのは「ホワイトな企業で働くことができているから」です。

普段は「フルタイム夫妻×育児」ですから、忙殺されてます。唯一自分で自分の事を考える時間は子どもの寝かしつけが終わった後です。

 

その中でも、前向きな思考を持ち続けることができるのは、

「普段ストレスを極力感じないこと」
「心のバランスが整っていること」

ということが大前提です。なので、誰もが本来ホワイトな労働環境で仕事をすることが大切になってきます。

どの企業に属するかは「縁」の要素も強い事柄ですが、転職をする際は、必ず自分にとってホワイトな環境を求めることを諦めないでください。

 

WEB技術を磨く。自己の教養を育む。家族との時間を選択するもよし。

ホワイトな労働環境は、基本的に残業は少ないです。なので、圧倒的に自分の時間を確保しやすい。

そこで、新たに能力に磨きをかけるために、勉強をするのもよいでしょう。WEB技術は、本当に日進月歩なので、どんどん開発の仕方が変わりますし、ツールも新たに変わっていきます。

記憶に新しいのは「ChatGPT」を利用した開発だと思います。対話型AIなので、WEBの技術的な質問をすれば答えてくれるし、絶対的に正確ではありませんが、明らかにプログラミング方法の可能性を大きく広げたツールだと感じています。他に続々とAIサービスが立ち上がっている..

そうした実験的な時間に投資してもよいでしょうし、私のように育児を中心に家族ファーストで生活するのも、とても大切なことです。

ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO」でも書かれていますが、「人生において一番大切なことは思い出をつくることだ」と定義されています。

もちろん、それだけではなく、ホワイトな環境に身をおいて、プライベートな時間は息抜きとしてゲームなどを楽しんだり、自由に遊ぶこともよいと思います。

すべての労働者が良質な環境で働くこと求めることは人生において、最重要項目の一つです。

 

WEBエンジニアのホワイト企業の定義

WEBエンジニアとしてのキャリア構築の中で、目指すべきは「ホワイトな企業で正社員」だったとして、「一体ホワイトな企業ってどういう企業?」ということも気になると思います。

そこで、僕個人が思う、WEBエンジニアのホワイト企業の定義です。

  • 自社WEBサービス(またはコンテンツ)を展開し、将来性がある
  • フルフレックス制度が導入されている
  • リモートワークができる
  • コードレビュー文化がある
  • 人間関係で悩まされない
  • 個人(プライベート)が尊重されている
  • 子育て世代が多く、また子育て中の人が多い
  • 残業がない
  • 上司/代表が人しても優秀である

自社WEBサービス(またはコンテンツ)を展開し、将来性がある

まずは企業自体の基盤が強いかどうかは、どこに就職するにおいても重要な部分だと思います。就職してみたはいいものの、倒産してしまっては元も子もありません。なので、できるだけ屈強な船(企業)に乗せてもらいたいところです。

基盤が強いかどうかの判断としては、企業自体に強みが明確であり、展開するWEBサービスが今後も伸びていきそうとか、インフラに近いサービスを保持している、または、強い信頼関係のある取引先と何かを共同でビジネスしているなどが考えられます。

気をつけたいのは、受託開発などで、取引先との案件ベースの付き合いだと、「その時だけ」になってしまう可能性も高い(良い仕事ができれば、保守・運用などパイプをつなげておくことはできますが)ので、そうした単発案件ベースを主体としたビジネスは淘汰されやすいと感じています。

ホワイトかどうかはたくさんの要素が絡み合って達成できることだと思うので、とりあえず一番最初は企業が「つよつよ」であればあるほど良いことは誰にとっても明白ですね。

いろいろな企業を調査するにあたって、今述べたことも一つの目安として自分で考えながら企業を見ることも大切だと思います。

 

フルフレックス制度が導入されている

「フルフレックス制度」とは、働く時間を自分である程度決めることができること。なので、育児や私用などでどうしても抜けなければならない場合は、都合のつく時間帯で働き方を調整できるということです。

働き方に柔軟性がなければ、特に子育て世代は難しいです。核家族が進み、子育ても誰も手の借りずに育てるケースが増えています。僕自身も妻と二人だけで子育てに奔走しています。

今は、運よく縁あってホワイトな企業と巡り合うことができたことで、なんとか夫婦共にフルタイムでどちらもキャリアを諦めることなく育児と両立できてます。それは「家庭の平和」にもつながります。

過去の職場では、働く都合もつかず、役職も重いものだったので、家庭と仕事の両立ができずに結果、自己崩壊へ向かってしまいました。

当時を振り返ると「独身の感覚で就職先を決めてしまったこと」が失敗の原因で、家事・育児の大変さを知らぬがゆえの選択でした。原因不明な発熱が続き、転職という形で自分を見つめなおす期間を設けました。

はっきり言って、「子育てと仕事」を両立しようとするとフルフレックス制度がなければ「詰み」です。

また、現在は子どもがいなくとも、家庭がなく、独身であっても、全員ができるだけホワイトな企業を目指すべきです。職場の仲間でも独身の方はゆとりがあって、趣味にも没頭できるはずだからです。

リモートワークができる

リモートワークはコロナ禍から多くの企業が導入されましたが、現代においては本当に大切な働き方だと感じています。

今でもコロナウイルスはなくなったわけでもなく、政府が第五種(インフルと同じ扱い)にしたことで、多くの方が出勤体制に戻ったと思います。
リモートワークには自己管理がしっかりできる人じゃないとどうしても、成果に影響が出たりデメリットもありますが、そこははっきりいって「自己責任」です。

リモートワークは働き方の柔軟性の一つの要素なので、キャリアを考慮する際、リモートワーク体制がある企業へ行くことをお勧めします。
なぜなら、一日の通勤時間を「ゼロ」にできるということは、「時間」という大きな資産をコントロールできる配分が増えるから。です。

私自身は、通勤時間の約二時間をいつも育児時間に割り当てることができています。

別に子どもがいない人は、副業や、自己学習にあてがうことも可能。はっきりいってリモートワークは神体制です。

それに気づくことができなければ、惰性に走り、自己管理ができなくなってくるのかと思います。

リモートワークができている方は常に自己を見直し。日々感謝。これにつきます。

コードレビュー文化がある

WEBエンジニアにとって、最重要項目とも言えるホワイト企業を検討する際に候補に入れておきたいこと、それは「コードレビュー文化がある」ということ。

もちろん、WEBエンジニアになりたての頃は、コードレビュー文化がある企業にいくのは難しいと思います。(多分、未経験エンジニアは残念ながらスルーされるかと…そこは仕事なんで現実的に)

なんでコードレビューが必要なの?」と思った方にお伝えしますが、コードレビューは様々なメリットを享受できます。

私自身、なんとも遅い出発ですが、きちんとコードレビュー文化が浸透している企業は今の職場が始めて(なのでほんの数年です)。

だからこそ、気づいたことも多いし、コードレビュー文化がより重要だと思えます。

以下、コードレビューがもたらすメリットです。

  • コードのクオリティが圧倒的に上がる
  • レビュワーがプログラマーなので、想定外のバグが見つかりやすい(品質向上)
  • 最適な「教育の場」となる
  • エンジニア同士のスキル向上
  • 「井の中の蛙大海を知らず」を極力避けることが可能

ざっと上げるだけでも上記のメリットがあります。WEBエンジニアは日々勉強することも時に強いられる厳しい側面もありますが、大きな視点で考えると、それは「スキル向上=自己向上=市場価値の向上」へつながります。

人生において考えると、各年代にずーっと波風立たず、人生が平和に過ぎていくものではありません。誰しもが時に試練に見舞われたりするものです。

なので、プライベートが忙しく、勉強をしたくてもできない時もありますし、違う分野の勉強も必要になってきます。コードレビューの文化があれば、エンジニア同士の向上が期待できるので、自分の殻に閉じこもりながら開発を進め、成長が止まってしまうことを防ぐことができます。

なので、WEBエンジニアとしてホワイト企業を目指す時、コードレビュー文化がある企業へ行けるよう検討してみてください。

人間関係で悩まされない

どこへ転職する際にも、そして誰にとっても重要で、ホワイト企業の条件としてあげられるもの。それは「人間関係で悩まされない」ということ。

職場は家庭の次に時間を多く過ごす場所。時によっては家族より職場の人の方が過ごす時間が長いです。

そこで人間関係で悩むことがあったらどうでしょう…?生産性にも影響しますね。まさに「ストレスフル」です。業務内容などが良かったとしても、一緒に働く人と上手くやっていくことができなければ、ストレスになり、最悪の場合、それが不満になって転職を強いられることになりかねません。

かといって、転職先なんていうものは、実際にその職場で働いて見なければわからないという完全なる「ガチャ」的要素も強いです。

一つアドバイスできるとしたら、人は「引き寄せの法則」という目に見えないものがあります。

たとえば、学生時代を思い起こしてみてください。

必ず、学生同士で一定の「グループ」が存在し、誰もがどこかのグループに所属していたと思います(グループとはいわず、仲のいい友達はいたはず。ボぼっちはごめんね)

それが、似た者同士が引き寄せ合い、「気が合う」という感覚になり、そして、信頼関係ができていく。企業との縁も全く同じだと思います。

なので、企業という一つの組織に引き寄せられる人たち、採用される人たち、結果、一緒に働いている人たちは大きな視点で見ると遠く離れた人ではありません。

なぜなら、代表及び、面接官は「どこか気が合いそうか、一緒にやっていけそうか、きちんと仕事をこなしてくれそうか」という個人の主観を元に判断するわけで、なんか癖が強そうで、周りの人達に迷惑になる可能性がある、と判断したら採用などするはずがないからです。

もう一つ、就職先はガチャ的要素が強いものの、企業選びの一つの目安として覚えておきたいことは、

企業のホームページ、または採用ページで、職場の多くの人の顔写真が載っているかどうか」です。

なぜ?ですが、顔出しをオープンにしてもいいというほど、会社に対しての信頼関係ができているからです。仕事でいつもストレスを感じている人がいれば、会社のホームページに自分の顔写真を載せてもいいと思えるでしょうか?

また、「いずれ辞めよう」と思っている人が、顔写真付きで社内インタビューなど出るでしょうか?

もちろん、断れず仕事の一環で出ている可能性もあります。疑いだすとキリがありませんが。なので、一つの目安として考慮してもらえればよいと思います。「風当り良さそうな雰囲気が出ている企業だし、そういえば社員のインタビューや顔写真もたくさん載っているな..」ぐらいでOK。

ホワイトな企業であるという予想の可能性を高めていくことが大切です。

ホワイトな企業には、癖の強い人間はいずれ淘汰されていきます。そして、採用もされにくい。人間関係で悩むことは基本的にないと思います。

もちろん、人間関係を構築する上で、自分自身が人に対する姿勢、仕事に対する姿勢が一番大切なのはいうまでもありません。

 

「正社員×副業」が最強説

正社員とフリーランスどっちがいい?ということで、早々に正社員が断然おすすめと言い切ってますが、更に正社員の良い点を挙げたいと思います。

フリーランスと比べて正社員の場合は「正社員=仲間意識が強い」です。

フリーランスは「その時だけの(案件ベースの)高単価アルバイト」という見方もできます。なので、会社の組織の人と仲良くなりにくい。

もちろん、あからさまに無視とか扱いが雑という訳ではない(そういう場合は人として問題ありですが)ので、嫌な気にはならないかもですが、潜在意識的にはこの先もずーっと一緒にいるだろうと思われる職場の人の方が仲間意識が生まれやすく、信頼関係を築きやすいです。

なので、何かスキルが足らない場合であっても、先輩エンジニアがメンターとして助けてくれるケースが多いし、困った時は相談もしやすい。元々正社員で働いている人はごく当たり前のことで気づきにくいかもですが、フリーランスを経験するとわかります。正社員として組織の人と信頼関係を築きやすいのは非常に大きなメリットです。

そして、本題である「正社員×副業」が最教説という所が現実味を帯びてきます。

就業先と信頼関係を築くことができ、かつ、ホワイトな働き方をしていると、育児などで相当に人的リソースが必要でない限り、「自分の時間」ができます。

その時間を使って、「副業」をすることを強くオススメします。

即金として、確実に収入を増やしつつ、スキルを磨きたい場合は、クラウドワークスやランサーズなど、別途案件を受注して、WEBシステム開発を請け負うことができます。

エンジニアの案件は通常のバイトより、かなり高単価なので、数十万は余裕で稼ぐことが可能だと思います。

ただし、顧客がうっとうしいとか、直接人が絡んできますし、ダブルワークになるので、体力や相当にスキル向上を求めている人以外は厳しいかもしれません。

僕自身がしている「ストック型副業」は積み上げ式で、一旦火がつけば不労所得は言い過ぎかもしれませんが、波に乗れさえすれば理想の副業です。
しかし、成功する確率がかなり低く、ブログだけで月1万を稼ぐ人は全体の10%に満たないようです。

「ストック型副業」は成功している人の話を聞いていると、モチベーションが上がりますが、現実はかなり厳しい。そんな感じです。「お金だけを稼ぎたい!」という人は、脱落する可能性がかなり高いと思います。

実績でいうと既にブログ4年目に入っていますが、収益をアドセンスなどで平均月数千円。別の目的(自己向上アウトプットなど)がなければ余裕で挫折してるレベルです。

もともとは自分のアウトプットブログとして始めたものなので、継続することができています。そこは「プライスレス」という形で捉えることができるかどうかかなと思います。

どちらにしてもホワイトな企業で正社員で働きつつ、読書で付加価値を高める、別途案件をこなす、ストック式にアウトプットを積み上げる、など、WEBエンジニアとして「正社員×副業」は成立させやすいと思うのでぜひ挑戦してはいかがでしょうか?

まとめ

超まとめてみますと、

フリーランスと正社員、どちらがよいかは人による

という元も子もない話に行きつきます(笑)

自分はどちらも一度経験し、それを踏まえた上で自分は正社員の方が向いていると感じたので、その形をとっています。要は「視点」の問題です。

「所詮、正社員は労働階級」といってみれば、それまでだし、視点を変えれば「日本では正社員は法律で守られている」ので、それを利用しつつ、自分が本当にやりたいことは副業として稼ぐ。これもまた一つの見方だと思います。

ただ、良くないと感じるのは、「なんとなく、働いていて、なんとなく時を過ごしている」ということなのかな、と思います。

所属している企業がいつまでも存続しているはずはないですし、そうなったら転職すればいいだけという極論をかましても、自分の市場価値が高くなければ転職先を見つけるのも容易ではありません。

今後AIはもっと発達するでしょうし、「自分にとっての市場価値を高めるのはどういう形なのかな?」「どうキャリアを磨いていけばよいかな?」と考えるのはとても大切なことだと思います。

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