結論としては、WEB開発をしている限り、避けて通ることができないぐらいHTMLとCSSは基礎的な部分です。
開発業務では、フロントエンドエンジニアの方に任せるとしても、概要は知っておくべきでしょう。
HTMLの歴史
HTML(Hyper Text Markup Language)の歴史は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)・WWW(World Wide Web)の技術が考案されたときに、ウェブ文書のフォーマットとして考案されました。
なので、WEBに関しての基礎技術の部分です。
基礎的部分ですから、WEB技術者としては、知らないわけにはいかないですよね。
HTMLもバージョンアップがあり、今は「HTML5」になっています。
僕が、HTMLに始めて触ったのはHTML4.01というバージョンです。
また、別の話ですが、文字フォーマットも今はUTF-8に統一されつつありますが、当時は、日本語を扱うのに、EUC-JPだのSHIFT-JISだの文字化けに苛まれていた記憶があります。
とはいえ、WEBブラウザで表示されている文書フォーマットは、HTMLという基本は変わりません。
WEBサイトがどういう構成になっているのか、どのようにマークアップすれば良いのかは、把握しておきましょう。
WEBサービス運用・保守でもHTMLの知識が必要
IT技術は日進月歩です。サイクルがとても速いので、数年前にリリースした、WEBサービスやサイトなど、すぐにレガシー化が始まります。
WEB関連の仕事をしていく中で、サービスの運用や保守でもHTMLの知識は役に立ちます。
HTMLに、簡単にプログラミングを埋め込める技術としてPHPが普及しましたが、その反面、ソースコードの見通しが悪く、解決策の一つとして、「HTMLテンプレートエンジン」というものが使われ始めます。
代表的なものとして、Smarty、Twig、Pug(Jade) などが挙げられます。
今は、WEBサービスを開発するのであれば、フレームワークが基本となるので、僕は、Smartyが身近でしたが、あまり使われなくなった印象です。
もし、既に運用されているWEBサイトでテンプレートエンジンが採用されているものがあったとします。
Smartyなどを解読するにしても、HTMLの知識がなければ、予測も難しい状態になります。
なので、やはりHTMLの勉強は必須だと思います。
以下、ツイートしました。
バックエンドエンジニアを目指す方も、いきなりプログラミングの勉強はやめておいた方が良いです。
— ふわふわしょうちゃん@WEBエンジニア/マネジメント (@FuwaFuwaShoChan) September 9, 2020
僕がオススメするのは
HTML→CSSの概要→JavaScriptの概要→PHP/Rubyとかのプログラミング言語→SQLとかDB
わからなくなったら行ったり来たりで良いです。
WEBアプリ作成の過程を知ることが大事。
WEB開発に関わる人は、どんな役割であっても、HTMLとCSSの概要を知っておくべきだと思います。
WordPressでも使用する
僕のブログはWordPressを使用しています。
記事を書くのも、HTMLのマークアップに従った記述をしています。
ブログを運営するのにも、HTMLの知識は必須です。
WordPressには「ビジュアルモード」と「テキストモード」があるのですが、ビジュアルモードだけでは、マークアップ構造を確認することができません。
テキストモードと併用して、細かい所まで手が届く、記事の作成ができるようになります。
記事の構造を意識することで、Googleのサーチエンジンからの高評価も期待できます。
なので、SEOを意識したマークアップをすることも可能になります。
タイトルにも書いてますが、「やっぱりHTMLって大事だよね」っていう話につながります。
HTMLを理解していないと、そもそもビューを書けない
フレームワークを採用した、WEBシステムを開発する際には、基本的に、MVC(Model / View / Controller)に沿って開発を行います。
Viewの部分が、WEBブラウザで視覚的に見える部分を実装するのですが、フレームワークは独自のテンプレートを採用しています。
代表的なフレームワーク、Laravelなら「Blade」ですね。
僕が一番馴染みの深い、Cakephpは「HTMLヘルパー」という、HTMLを出力する構文が定義されています。
ECサイトやWEBシステムの場合、フロントエンドを担当している方が、フレームワークのテンプレートエンジンの記述の仕方がわからないケースが多いです。
なので、バックエンドエンジニアの方が、出来上がったHTMLをViewに落とし込む作業が良くあります。
結果的に、HTMLを知らなければViewを書くことができないので、HTMLの知識は必須です。
まとめ
- WEB技術を身に付けるためにHTMLは欠かせない
- HTMLを把握することでSEOにも活かせる
- サーバーサイドエンジニアでも、業務内でHTMLの知識が必要になる
これから、WEB関係の仕事をしていく人の中でHTMLにあまり興味がない方もいると思います。
ですが、業務をしていく中で、「HTMLは要所要所で、必要になる機会が多いなあ」と、実感しています。
「プログラミングが大好きなんだよ!」も、大いに結構ですが、HTMLという基礎は大事ですよー
じゃ、そーゆーことで!!